大混戦パ0差3強 オリックス“独り負け”自力V消滅 西武3年ぶり3連発で連勝、ソフトB41歳和田5勝

[ 2022年9月6日 21:38 ]

パ・リーグ ( 2022年9月6日 )

<西・ロ>お立ち台でガッツポーズする森(左)と高橋(撮影・尾崎 有希)
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 ゲーム差なしで3チームが並ぶパ・リーグは6日、各地で3試合が行われ、オリックスが最下位・日本ハムに痛恨の1敗。再び自力優勝の可能性が消滅した。

 勝率で首位に立つソフトバンクは1点を先制された初回にデスパイネの内野ゴロの間に1点を返し同点。3回に柳田の適時打で勝ち越しに成功し、4回には三森の2点適時打でリードを広げた勝負を決めた。投げては、41歳の先発・和田が5回2失点と粘りの投球を見せ日米通算153勝目となる今季5勝目を挙げた。3.5差で追っている4位の楽天にとっては重い1敗となった。

 西武は0―0の4回2死から3番・森がチーム初安打となる8号ソロで先制。続く4番・山川が6戦ぶり38号、5番・呉にも5号ソロが飛び出し3者連続本塁打で3点を奪った。西武の3者連続本塁打は2019年8月15日オリックス戦(メットライフD)の源田、森、中村以来3年ぶり10度目となった。投げては高橋光が粘りと気迫の投球を見せ7回2/3を2失点(自責0)で自身4連勝、そして自身初となる2年連続2桁10勝目を挙げた。チームは連勝でオリックスに並ぶ66勝目を挙げ、貯金9とした。

 3連勝でついに0差に追いついたオリックスは敵地・札幌Dで最下位・日本ハムに2―6と完敗。先発の山岡は7敗目(6勝)を喫した。上位3チームで唯一の黒星となる痛恨の1敗。再び自力優勝の可能性が消滅した。

 4日に0差に上位3チームが並んだパ・リーグ。2リーグ制後、9月以降に上位3チームがゲーム差0は、01年9月6日のパで同率首位の近鉄、ダイエー、3位西武とひしめいて以来21年ぶり3度目(2期制時のパは除く)となる歴史的な大混戦。オリックスの自力優勝の可能性が再び消滅したが、ソフトバンクは残り22試合、西武とオリックスは残り17試合。最後までパ・リーグ優勝争いから目が離せない。

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