巨人・菅野 今季最多135球で9回1失点8奪三振力投も援護なし 今季8勝目ならず MAX150キロ

[ 2022年9月6日 21:14 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年9月6日    東京D )

<巨・D> 9回、大和から三振を奪い吠える菅野 (撮影・光山 貴大)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)がDeNA戦(東京D)に先発登板。9回5安打1失点と好投したが、打線の援護に恵まれず、今季8勝目を手にすることはできなかった。

 前々回登板した8月23日の中日戦(東京D)では完投こそ逃したものの8回2安打無失点と好投し、6月2日のソフトバンク戦(東京D)以来82日ぶりとなる今季7勝目(6敗)をマーク。前回登板した8月30日のヤクルト戦(京セラD)では7回5安打2失点と好投したものの打線の援護に恵まれず、勝敗は付かなかった。

 そこから中6日。東京DでのDeNA戦は2016年7月9日から8連勝中ということもあって、初回からどんどん150キロの速球を投げて飛ばした。だが、0―0のまま迎えた3回だった。試合前まで今季9打数4安打と打ち込まれていた桑原に初回に続いて安打を打たれ、犠打などで2死二塁。ここで牧に中前適時打されて先制を許した。

 だが、3回に先制された後の4回から7回まで4イニング連続でパーフェクト投球。味方打線は5回に吉川の6号ソロで追いついたものの相手先発左腕・今永を捉え切れず、1―1のまま試合が進行した。今永が7回6安打1失点で降板した後も菅野は続投。8回には2死から関根を内野安打で塁に出したが、後続を断ち切った。

 8回を終えたところで桑田チーフ投手コーチが菅野と話し合いを持つも菅野は1―1のまま迎えた9回もマウンドへ。2死からソトを四球で歩かせると代走・神里に二盗を許して2死二塁としたが、大和をカットボールで空振り三振に仕留めてガッツポーズ。その裏、1死走者なしで打席が回ると、代打・増田陸が出て降板となった。増田陸は左前打を放って出塁したが、この回得点は入らず、試合は延長戦へ。菅野に勝敗は付かなかった。

 菅野の投球内容は9回で打者34人に対して今季最多の135球を投げ、5安打1失点。8三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは150キロだった。

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