落合博満氏から見た“野球と五輪”再びの復活は「どうだろうねぇ~」現役時代は「考えもしなかったよ」

[ 2022年9月6日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が6日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ショート動画をアップし「【オレ流トレンド】落合博満に聞くオリンピック」と題して野球と五輪、そして落合氏から見たオリンピアンや五輪競技について熱く語った。

 昨年、東京五輪で3大会ぶりに復活し稲葉監督率いる侍ジャパンが悲願の金メダルを獲得した野球競技。次回2024年パリ大会では再び除外され、2028年ロサンゼルス大会で再び競技復活の可能性もあるという。

 五輪でまた野球が競技として復活してほしいかについて落合氏は「どうだろうねぇ~」と苦笑い。「野球をやっている国が少ないだけにねぇ。野球をやっているところ(国)は、それはやりたいんだろう思うけども。種目に加われば、それはそれで良いことだとは思うけどね」と世界的に見た「野球」という競技の置かれた立場を冷静に分析した。

 また、現役時代に五輪に出場したかったか問われ「いや、オレらの時代はアマチュアだけだから、オリンピックっていうのは。プロの参加っていうのはなかったからね。だから、オリンピックっていうのは全然、考えもしなかったよ」とキッパリ。

 1988年ソウル大会での“屈辱の銅”を受けて、1992年のバルセロナ五輪バスケットボール競技で米国がNBAで活躍する超一流プロ選手を派遣。“ドリームチーム”が世界で注目を集め、五輪にプロの選手が参加するのが当たり前になったことに「アマチュアの祭典て言われたものがね、プロが参加してもいいというのは、それはそれで意義はあるんだろうとは思うけども、何か最初の趣旨からは変わってしまった気がしないでもないけどね。でも、その競技のトップクラスが出てくるっていうのは見てて面白いことは面白いけどね」と複雑な思いを口にした。

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2022年9月6日のニュース