ラプターズがブルズを撃破して4連勝 渡辺は出場機会なし サンズの連勝は11でストップ

[ 2022年2月4日 12:27 ]

ブルズのデローザンをマークするラプターズのバンブリート(AP)
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 東地区全体8位につけているラプターズは3日、地元トロント(カナダ・オンタリオ州)で同1位のブルズと対戦。延長の末に127―120(前半54―50、延長13―6)で勝利を収めて4連勝を飾ったが出場は9人で、渡辺雄太(27)には4試合連続で出場機会はなかった。

 ラプターズは今季27勝23敗。この日試合のなかったホーネッツ(28勝24敗)を抜いて8位から7位に順位を上げ、6位ネッツ(29勝22敗)には1・5ゲーム差とした。
 
 ブルズ戦ではパスカル・シアカム(27)がチーム最多の25得点と13リバウンド、さらに7アシストと2スティールもマーク。オールスターゲームのリザーブメンバーに選出されて初の球宴出場が決まったフレッド・バンブリート(27)は21得点と9アシストを稼いだ。

 ラプターズは第4Qの中盤で7点、残り1分23秒でも4点をリードしていたが、ここから連続6失点。それでも残り0・7秒、ドラフト全体4番目に指名した新人のスコッティー・バーンズ(20)がバンブリートの外したフローターを左手で押し込んで残り0・7秒で同点。延長(5分)では21得点のOG・アヌノビー(24)が3点シュートを2本決め、122―120で迎えた残り15・3秒にはゲイリー・トレントJR(23)が3点シュートを沈めて勝利を決定づけた。

 ブルズは32勝19敗となって、この日スパーズに112―95(前半57―47)で勝った東地区全体2位のヒート(33勝20敗)とはゲーム差なし。センターのニコラ・ブーチェビッチ(31)が30得点と18リバウンド、球宴先発のデマー・デローザン(32)が28得点、球宴リザーブのザック・ラビーン(26)が15得点を記録したものの、今季初の延長戦を制することはできなかった。

 ラプターズはブルズに対して今季3戦目で初勝利。過去2戦は3点差と6点差の敗戦だったが、この日は接戦をものにした。また延長は第3延長までもつれ込んで124―120で勝った1月29日のヒート戦を含めここ4試合で2回目(今季3回目)。ヒート戦では先発5人が全員54分以上出場したが、ブルズ戦ではシアカムの45分が最長だった。

 一方、快進撃を続けていた西地区全体首位のサンズは敵地アトランタ(ジョージア州)でホークスに115―124(前半61―64)で敗れて41勝10敗。この日、オールスターゲームのリザーブ・メンバーに選出されたデビン・ブッカー(25)が32得点、12回目の球宴出場となったクリス・ポール(36)が18得点と12アシストを記録したものの、チームの連勝は11でストップした。

 ホークスは25勝26敗。球宴で先発が決まっているトレイ・ヤング(23)が6本の3点シュートなどで43得点をたたき出してここ9戦では8勝目を挙げた。

 サンズはロードで19勝5敗。ホークス戦が今ロード4連戦の初戦で、7日にはワシントンDCで八村塁(23)が所属するウィザーズと顔を合わせる。

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