小平奈緒「私なりの『生き様』を示せるよう最善を」北京五輪開幕 新浜は「目標は金」

[ 2022年2月4日 21:00 ]

<北京五輪・スピードスケート練習>氷の感触を確かめる小平奈緒(撮影・小海途 良幹)
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 北京五輪は4日午後8時(日本時間午後9時)に北京市の北京国家体育場(通称・鳥の巣)で開会式がスタートした。大会には91の国・地域が参加。冬の祭典は20日までの17日間、熱戦が繰り広げられる。

 メダルラッシュが期待されるスピードスケート陣。18年平昌五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(35=相沢病院)は、自身4度目の出場で、500メートルと1000メートルに出場する。「世界的に困難な状況の中、自己表現できる舞台に立てることに感謝しています。唯一無二の挑戦に果敢に挑み、私なりの『生き様』を示せるよう最善を尽くします。世界の仲間との試し合いを心から楽しみ、心温まる瞬間を皆さまと共有することができたら幸いです」と日本オリンピック委員会(JOC)を通じて意気込みを示した。女子500メートルを連覇すれば、冬季五輪の日本勢では14年ソチ、18年平昌を制したフィギュアスケート男子の羽生結弦(27=ANA)に続く史上2人目。さらに4年前に自身が記録した31歳8カ月の最年長金メダルも大幅更新する。

 また日本選手団の主将を務め、5種目に出場するスピードスケートの高木美帆(27=日体大職)は5日の女子3000メートルから登場するが「この舞台に立てる喜びを胸に、また皆さまの応援を推進力に変えて、前へ前へ進んでいけるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」と語った。

 また男子では、500メートルと1000メートルの2種目に出場予定の新浜立也(25=高崎健康福祉大職)が「オリンピックに向けて順調に準備はできているので今自分がやるべきことをやるだけです。目標は金メダルです。それを獲得するには自分を見失わないでプレッシャーに押し潰されないことだと思います。別海町の皆さまの応援を力に変えて最高のパフォーマンスをして地元の子どもたちにスケートの面白さや楽しさを教えてあげたいです。応援よろしくお願いします」とし、同じく500メートル、1000メートルに出場する森重航(21=専大)は「初のオリンピック出場にとてもわくわくしています。今シーズンいい状態できているので自分の滑りができるよう準備し、悔いのないレースをしたい」と語った。

 「さまざまな方から祝福と応援の言葉をかけていただき、改めてオリンピックの影響力やパワーを感じました。現在はレースに向けて着々と練習ができ、調子も良くなってきているのでオリンピックでレースをするのが楽しみです。オリンピックの舞台で最高のパフォーマンスをしてメダルを日本に持って帰ります」と話した村上右磨(29=高堂建設)も含め、「お家芸」の男子500メートルの復活、そしてスピードスケート男子で10年バンクーバー以来3大会ぶりのメダルを目指す。

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