日本選手団 旗手の渡部暁斗、郷亜里砂を先頭に笑顔で入場 渡部「誰かの心が動かされる瞬間が訪れるよう」

[ 2022年2月4日 21:23 ]

旗手の渡部暁斗と郷亜里砂を先頭に手を振りながら入場行進する日本選手団(AP)
Photo By AP

 北京五輪は4日午後8時(日本時間午後9時)に北京市の北京国家体育場(通称・鳥の巣)で開会式が行われた。大会には91の国・地域が参加。雪と氷のスポーツの祭典は20日までの17日間、熱戦が繰り広げられる。

 入場行進で、日本は10番目に登場。旗手を務めたノルディックスキー複合男子の渡部暁斗(33=北野建設)、スピードスケート女子の郷亜里砂(34=イヨテツク)を先頭に笑顔で行進した。赤のダウンジャケットに身を包み、出席は選手13人、本部・監督・コーチら18人の計31人が行進した。

 2014年ソチ五輪、18年の平昌五輪でともに銀メダルを獲得。3大会連続のメダル獲得が期待される渡部暁斗は「コロナ禍でスポーツができる喜びを感じ、東京オリンピッ観戦から元気をいただきました。スポーツの価値を改めて感じる中で、応援してくださる方々にスポーツの素晴らしさを感じていただけるようなオリンピックにしたいと、今まで以上に思うようになりました。最高のレースをして日本へメダルを持ち帰り、その先に誰かの心が動かされる瞬間が訪れるよう最後まで全力を尽くしたいと思います」と日本オリンピック委員会(JOC)を通じてコメント。郷は「今まで私を支えてくださった沢山の方々へ感謝の気持ちを込めて、思いっきり悔いのないレースをしてきたいと思います」と意気込みを語った。

 国際オリンピック委員会(IOC)の規定では、入場は五輪発祥国のギリシャを先頭、開催国を最後とし、他の国・地域は開催国の言語表記順と定められている。

続きを表示

この記事のフォト

2022年2月4日のニュース