トンガのテカテカ“裸の旗手”北京五輪開会式へは出場しないと報告 雪上に立って上半身裸姿でポーズ

[ 2022年2月4日 17:31 ]

18年平昌冬季五輪。上半身裸で入場行進したトンガ代表のピタ・タウファトフア(AP)
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 トンガの“裸の旗手”ピタ・タウファトフア(38)は4日夜に開会式が行われる北京五輪には出場しない。リオ、平昌、東京の夏冬3回の五輪の開会式で、鍛え上げた上半身にオイルを塗り、母国の旗を持って行進した姿が話題となった。今大会も開会式を前に世界中から「“裸の旗手”は今回も登場するのか?」などと注目されていたが、自身のインスタグラムで、北京大会へは出場しない報告と雪上に立って上半身裸姿でポーズを決める画像を投稿した。

 「ここ2年間、競技も移動も満足にできなかった。すべてが自分たちでコントロールできるわけではない」とコロナ禍の影響を感じさせる言葉をつづる一方で「良いことも悪いことも人生の一部として笑顔で受け入れる」と前向きな姿勢も強調している。
 現在、1月の海底火山噴火で甚大な被害を受けたトンガ。津波で多くの家屋が流され、父親とも一時、連絡が取れなくなった。「愛するトンガのために援助がしたい」とクラウドファンディングを立ち上げ、支援を呼びかけるなど、母国の復旧へ尽力している。

 五輪には夏季大会はテコンドー、冬季大会にはクロスカントリーで出場。

 東京五輪の開会式では、ニッポン放送「三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)」で事前にその存在が話題になっていたため、行進が始まると、リスナーたちが「#三四郎ANN0」をつけて続々とツイート。開会式中に「#三四郎ANN0」がトレンド入りするなどの現象も起きた。

 今後については「パリよ、私はみんなとともに行くつもりだ」とつづり、2024年のパリ五輪を目指す意欲を示している。2年後の開会式で“勇姿”が復活するかもしれない。
 

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