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【岡崎真の目】羽生 過密日程も調整見事 もったいなかった3A着氷

[ 2019年12月21日 08:30 ]

フィギュアスケート 全日本選手権第2日 ( 2019年12月20日    東京・国立代々木競技場 )

男子SP、「これぞ王者!」という演技を披露した羽生(撮影・小海途 良幹)
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 羽生は帰国したばかりで時差調整が難しかったはずだが、全く影響を感じさせない素晴らしい演技だった。GPファイナルとは構成を変え、4回転トーループ―3回転トーループの連続ジャンプを前に持ってきたのは、体力のあるうちに確実に、より質を高く決めておこうということだろう。

 得意のトリプルアクセルなら演技後半で多少疲れがあっても大丈夫と踏んでいたはずだが、そのトリプルアクセルの着氷で若干詰まったのはもったいなかった。ジャンプに入る前の動作も良かったし、高さと流れも良かった。ただ、降りる時に引っかかって体重が少し爪先にかかってしまった。もしいつも通りきれいに降りていたらGOE(出来栄え評価)でプラス5がずらりと並んでいたはずで、いいジャンプだっただけに少し残念だった。

 日本選手だけの戦いなので羽生の独り旅になってもおかしくなかったが、宇野が今までの不調がうそのような素晴らしい演技で高得点をたたき出し、フリーでの対決が楽しみになった。もっとも、羽生にとっては見えない相手、ライバルのネーサン・チェン(米国)を見据えての演技になるだろう。海外とは違う全日本の舞台でどんなフリーの演技を見せてくれるのか注目したい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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