立命大が開幕2連勝 健大高崎野球部出身“秘密兵器”もベール脱いだ!

[ 2019年9月8日 18:37 ]

関西学生アメリカンフットボール1部リーグ第2節   立命大26―6同大 ( 2019年9月8日    EXPOフラッシュフィールド )

<同大・立命大>第2Q、パスを受けタッチダウンを決めた立命大WR・高田 (撮影・後藤 大輝)
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 手堅い試合運びで、開幕2連勝だ。関西学生アメリカンフットボール1部リーグは大阪府吹田市のEXPOフラッシュフィールドで第2節を消化し、4年ぶりの甲子園ボウル出場を目指す立命大が同大を26―6で下し、龍谷大を下した関学大とともに開幕から白星を2つ並べた。

 第1Qを終えて3―0。同大ディフェンスのサイズと集中力に苦しんだ立命大オフェンスが第2Qに奮起した。自陣28ヤードからのシリーズ。長い距離を残した第3ダウンで、QB荒木優也(4年)が気持ちを奮い立たせた。OLがライン戦で持ちこたえ時間を稼ぐ。パスターゲットは右サイドを走るWR高田輝(4年)だ。DBを振り切り、エンドゾーンでパスキャッチ。初めてのTDで、ようやく立命大のサイドラインに笑顔が戻った。

 新戦力の台頭も、1勝に厚みを加える。第4Q5分29秒には、RB北川浩久(3年)が90ヤードのTDラン。健大高崎高野球部出身で、今季の「秘密兵器」と目されるランナーがついにベールを脱いだ。
 「まだまだチーム全体が粗い。現時点ではとても優勝できる戦力ではない」

 龍谷大に快勝した開幕戦(8月30日)の試合後、古橋由一郎監督は現在地をこう表現した。確かにこの日も反則が多く、ファンブルでのターンオーバーが2度と、まだ本調子とはいえない。とはいえ、かつて「アニマル・リッツ」の名をほしいままにしたタレント集団だ。3年連続で関学大の後塵(こうじん)を拝してきた悔しさは、必ずエネルギーに変えるはずだ。

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