炎鵬「幸せです」宮城野部屋3人で初めて横綱土俵入り

[ 2019年9月8日 17:20 ]

大相撲秋場所初日 ( 2019年9月8日    両国国技館 )

<大相撲秋場所初日>阿武咲(下)をすくい投げで破った炎鵬(撮影・西海健太郎)
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 幕内最小兵の炎鵬が阿武咲をすくい投げで下し初日白星を飾った。

 立ち合いから素早く動いて右で取ったりにいく。相手の動きを止めた後はけん制しながら懐に入ろうとするが、逆に押し込まれてしまう。だが、土俵際で左からすくって逆転勝ち。満員の館内から大歓声を浴びた。

 「うれしいですね。まっすぐいくつもりでした。体がよく動いた。昔から一回も勝てなかったので、きょうは何も考えずにいきました」と振り返った。

 阿武咲とは学生時代に2度敗れ、プロ入り後も2連敗していたが、相性の悪さを粘り強い相撲で振り払った。

 この日は白鵬の横綱土俵入りで太刀持ちを務めた。露払いは兄弟子の石浦が任され、宮城野部屋の力士が3人そろって初めて土俵に上がった。

 「横綱がずっと3人で土俵入りをやりたいとおっしゃってて、その時は自分がその中に入れるとは思っていなかったので、幸せです。きょうは土俵入りの方が緊張しました。緊張で周りが全然見えませんでした」と笑顔で話していた。 

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