“圧倒的王者”喜友名、決勝進出 高難度で魅了

[ 2019年9月8日 05:30 ]

空手・プレミアリーグ東京大会第2日 ( 2019年9月7日    日本武道館 )

決勝に進出した喜友名諒
Photo By 共同

 形男子で世界選手権3連覇中の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が3試合を勝ち抜き、決勝に進んだ。1月の今季第1戦からの5連勝を懸け、新馬場一世(西濃運輸)と対戦する。組手は男子84キロ級の元世界王者、荒賀龍太郎(荒賀道場)と女子68キロ超級の元世界女王、植草歩(JAL)が決勝に進出した。プレミアリーグは東京五輪出場のためのポイント対象大会。各種目の決勝と3位決定戦は8日に行われる。

 形男子の喜友名は3ラウンド全てで26点台の高得点をマークし、悠々と決勝に進んだ。3次ラウンドは高難度の「アーナン大」。厳しい表情から力強い突きや蹴りを繰り出し、観客のため息を誘った。「重心を落とし、地に足を着けて演武した」と納得顔だった。東京五輪でも圧倒的な金メダル候補で、日本武道館での試合に気持ちは高ぶる。「メダルマッチはもっと盛り上がり、五輪に一番近い雰囲気だろう。楽しんで試合に臨みたい」と滑らかな口調だった。

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2019年9月8日のニュース