白鵬2年ぶりの初日黒星 初日金星配給は初 八角理事長「きょうは悪い部分が出た」

[ 2019年9月8日 19:44 ]

大相撲秋場所初日 ( 2019年9月8日    両国国技館 )

<大相撲秋場所初日>寄り切りで北勝富士(左)に敗れた白鵬(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 横綱・白鵬が北勝富士に寄り切られ初日黒星を喫した。17年春場所以来の初日黒星で、初日に金星を配給するのは初めてとなった。張り差しを狙ったものの、逆に北勝富士に右をねじ込まれ墓穴を掘るような形になった。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「足が出ていなかった。いつもは張り差しにいっても相手の顔を横に向けて上手を取ったりしていたが、きょうは(張り差しの)悪い部分が出た。足が出ていなかった」と指摘した。愛弟子の北勝富士の金星については「右差しを狙ったわけではないと思うが、うまく相手にしがみついてそのまま前に出ることができた。しがみつくようにいったら差しちゃった感じだね」と師匠らしく少し厳しめの言葉を交えながら評価した。

 また藤島審判部副部長(元大関・武双山)は「(白鵬は)たまに見せる立ち合いをしましたね。右で張って左でかち上げ。ただ北勝富士の(動きが)速かった。(白鵬は)少し威力がなかった。北勝富士はうまく取りました。右を差させないように。自分は右が入るんですけど、上手を取らせないようにしていた」と相撲内容を評価していた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年9月8日のニュース