荒磯親方が秋場所展望!白鵬&鶴竜2強に貴景勝ら平成力士が挑む

[ 2019年9月8日 09:30 ]

報道陣の質問に応じる荒磯親方(撮影・坂田 高浩)
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 大相撲秋場所は8日、両国国技館で初日を迎える。右膝の負傷により大関から陥落した西関脇・貴景勝(23=千賀ノ浦部屋)は大関復帰を懸けて2場所ぶりに復帰する。関脇、小結の三役は、貴景勝を含めて初めて平成生まれの力士で占められた。スポニチ本紙評論家の荒磯親方(元横綱・稀勢の里)は、貴景勝の大関復帰の可能性や期待される若手力士など、秋場所の展望について語った。

 優勝争いの中心はやはり鶴竜、白鵬の両横綱でしょう。その中で今場所は三役が全て平成生まれとなり、世代交代真っただ中という感じです。若手力士を引っ張っていくのは、ケガで関脇に落ちていますが貴景勝とみています。10勝以上で大関返り咲きとなりますが、私は10勝できると予想しています。

 貴景勝には勘の良さがあり、筋力もついてきました。もみ合うと右膝に負担がかかりますが、初日の大栄翔は動き回ってくる相手だけに、下からあてがっていけば負担がかかることはありません。感覚を取り戻すにはもってこいの相手です。

 場所前の映像などを見ると、腰を割り切れていないところが見られました。ケガをする前は相手の力を利用して下から入り、腰が割れているから相手の力で押し切れた。貴景勝の相撲はそういうイメージです。あの腰の割り方でそういう相撲が取れるかというのが少し気になるところです。

 初日に貴景勝と当たる大栄翔にとっても勝負の場所になります。彼は典型的に稽古をして強くなってきた力士。力強さが出てきて突っ張りの回転力のスピードも増し、持ち前の運動神経の良さが生かされています。楽しみな存在の一人です。

 名古屋場所では炎鵬、照強が活躍しました。2人に共通しているのは基本に忠実だということです。圧力があるからこそ技が決まるし、下から入り込む腰の当て方などは小兵と感じないものがあります。炎鵬は名古屋場所で勝ち越しを決めた14日目の取組で、下に入った瞬間、妙義龍の体を浮かせました。照強もほとんど前に出て勝っています。今場所も2人に注目です。

 若い世代が台頭している中、私と同世代の力士には頑張ってもらいたいという気持ちがあります。幕内下位にいる栃煌山(32歳)、十両の勢(32歳)は、こんなところで終わる力士ではありません。実力のある力士だけに奮闘を期待します。(元横綱・稀勢の里)

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