浅井、無欲で逆転!黄金世代2勝目へ「いい勝負になれば」

[ 2019年9月8日 05:30 ]

女子ゴルフツアー・ゴルフ5レディース第2日 ( 2019年9月7日    茨城県 GOLF5Cサニーフィールドー6380ヤード、パー72 )

18番、ティーショットを放つ浅井咲希(撮影・沢田 明徳)
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 単独首位でスタートの浅井咲希(21=小杉CC)が2バーディーの70と大きく伸ばせなかったものの、通算11アンダーで1打差の3位。12アンダーで並ぶ申(シン)ジエ(31)イ・ミニョン(27)の韓国勢を追って、2週前のCATレディースに続く黄金世代4人目の2勝目に挑む。

 初日大爆発の10バーディーに比べ大幅減の2バーディー止まり。バーディー合戦が続く中で取り残された形の浅井は「ショットが初日ほど切れず、パットも狙った所に行かない。スコアの出るコースでは意味がない」と悔しがった。

 16番を除く17ホールでパーオンに成功しながら、バーディーは5Wでの第2打をグリーン手前まで運んだ9番パー5と、3メートルを沈めた11番の2つだけ。8番パー4では池越えの1オンに成功しながら、15メートルを3パットした。それでも1打差の3位に踏ん張り「苦しい中でも我慢して、いい位置に残れた」のが救いになっている。

 兵庫・滝川二高を卒業し、17年プロテスト合格の黄金世代。2週前のCATレディースで世代9人目の優勝を飾り、2勝目となれば畑岡、勝、渋野に続き4人目となるが「勝てたのは運があり、ついていたから。狙って勝てる選手ではない」と自分を厳しく見つめている。今季は開幕戦から全27試合に出場を続けるが「21歳の私は特に休む理由がなければ続けます」と全試合に挑戦の予定だ。

 最終日、最終組で追うのは現在賞金レースのトップを走る申ジエ、イ・ミニョンの実力者2人。簡単ではない。浅井自身も、「2人との実力差を考えながら学んで、この位置を楽しめれば」と語り「自分のプレーをした結果、いい勝負になれば」と無欲で挑む。 

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2019年9月8日のニュース