福島・広田組 タカマツ撃破で全日本初優勝「自信にしてさらに強く」

[ 2017年12月4日 05:30 ]

バドミントン全日本総合選手権最終日 ( 2017年12月3日    東京・駒沢体育館 )

 女子ダブルスで初優勝を決め、喜ぶ福島(左)、広田組=駒沢体育館
Photo By 共同

 各種目の決勝が行われ、女子ダブルスでは今夏の世界選手権銀メダルの福島由紀(24)、広田彩花(23)組(再春館製薬所)がリオ五輪金メダルの高橋礼華(27)、松友美佐紀(25)組(日本ユニシス)を2―0で下し、初優勝した。女子シングルスは山口茜(20=再春館製薬所)が大堀彩(21=トナミ運輸)を2―1で逆転し、3年ぶり2度目の優勝を飾った。

 基本のポジションは広田が前衛、福島が後衛だが、強打が持ち味の福島も積極的に前に出た。前後を入れ替えながら2人で攻め続けて、2ゲームを連取。準決勝で競り負けた1年前のリベンジに成功し、広田は「小さい頃から憧れていたタイトルを獲れてうれしい」と言って涙を拭った。

 昨年はコンビを解消した時期もあったが、日本代表となったこの1年は国際大会を転戦し世界選手権銀メダル。高橋・松友組に対してもこれで今年は3勝1敗。日本の看板ペアに成長した。13日からスーパーシリーズ・ファイナル(ドバイ)に挑む。福島は「高橋さんたちに勝ったことは大きい。自信にしてさらに強くなりたい」と世界のトップを見据えた。

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2017年12月4日のニュース