マラソンにもいた!“半端ない”大迫 2回目挑戦で日本歴代5位

[ 2017年12月4日 05:30 ]

福岡国際マラソン ( 2017年12月3日    福岡市・平和台陸上競技場発着42.195km )

<第71回福岡国際マラソン選手権大会>2時間7分19秒で日本人トップの3位でゴールした大迫傑(撮影・中村 達也)
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 東京五輪のエースへ名乗りを上げた。20年東京五輪の男女マラソン選考大会「グランドチャンピオンシップ(GC)」の選考会を兼ねて行われ、国内初レースの大迫傑(すぐる、26=ナイキ・オレゴンプロジェクト)が日本歴代5位となる2時間7分19秒で総合3位になり、19年秋以降のGC出場権を獲得した。上門大祐(23=大塚製薬)が日本人2位、竹ノ内佳樹(25=NTT西日本)も同3位となり、GC出場権を獲得した。

 外国勢と日本人選手がマラソンで遜色ない戦いを繰り広げる。20年東京五輪本番で見てみたい光景が福岡の地で繰り広げられた。「何も考える余裕はなかった。とりあえずゴールしたかった」。100%出し切ると宣言していた通り、米国仕込みの走りで低迷する男子マラソン界に大きな刺激を与えた。

 ロンドン五輪金メダルのスティーブン・キプロティク(28=ウガンダ)とも競り合った。中盤まで日本人選手4人が先頭集団に食らいついたが“世界”について行けたのは大迫ただ一人。32キロ付近で先頭に離されるが、35キロまでの5キロは自らも14分55秒とペースを上げる底力を発揮し、39キロ付近で1人抜き3位に浮上した。初マラソンのボストンより約3分タイムを縮め「今の練習を継続すればさらに記録も狙える」と手応えも十分だ。

 15年に日清食品から米オレゴン州ポートランドに拠点を置くナイキ・オレゴンプロジェクトに加入。練習ではピート・コーチに全幅の信頼を寄せる。大学や高校時代より指導者との距離が近くなったといい、二人三脚で力を伸ばしてきた。不安はトラックの1万メートルなどに比べて多いと話したが、フタを開けてみれば、2時間7分台は15年2月に今井正人が東京マラソンで出して以来で、日本歴代5位の好タイム。「100%自分のために競技しているのがいいところ」。米国での努力は間違っていなかった。

 最低限と掲げていたGC出場権を確保し、第一関門は突破した。「東京は自分にとっても大きなもの。ただ、東京を意識しても長い。今から目指すよりは次のマラソンでベストを尽くす」。20年へ向けエース候補は着実に歩みを進める。

 ◆大迫傑(おおさこ・すぐる)1991年(平3)5月23日生まれ、東京都町田市出身の26歳。金井中で本格的に陸上を始め、長野・佐久長聖高2年時に全国高校駅伝優勝。早大では箱根駅伝で1、2年時に1区区間賞、3年時は3区2位、4年時は1区5位。日清食品を経て、15年に米オレゴン州を拠点にするナイキ・オレゴンプロジェクトに加入した。1メートル70、52キロ。

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