【高岡寿成の目】ペースを上げたいときも我慢できる大迫

[ 2017年12月4日 08:17 ]

福岡国際マラソン ( 2017年12月3日    福岡市・平和台陸上競技場発着42.195km )

<第71回福岡国際マラソン選手権大会>日本人トップの3位でゴールした大迫傑
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 大迫はロードでもトラックでも、ペースメーカーがいるレースをほとんど経験していない。初マラソンで3位に入ったボストンもいなかった。今回はペースメーカーが付き、それが彼にとって比較的走りやすい状況をつくったと感じている。

 スピードがあるため、1キロ3分で30キロまで進んでも走りに余裕がある。いっぱいいっぱいにならずにこのペースに付いた上に、ボストンで見せたマラソンに不可欠な粘りを今回も見せた。それが好記録につながったと思う。

 マラソンには2つの我慢がある。苦しい時にする我慢と、ペースを上げたいときにこらえる我慢。後者もできるのが彼の良さ。動くところまで待ち、30キロのペースアップにも対応して見せた。

 42・195キロの練習を始めてまだ長くない。これから経験を積めば違うスタミナもできてくる。条件がそろえば、日本記録の更新の可能性は十分にある。(男子マラソン日本記録保持者、カネボウ陸上部監督)

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