冬巡業、別行動一切認めず 春日野広報部長「責任感ある行動を」

[ 2017年12月4日 05:30 ]

大相撲冬巡業 ( 2017年12月3日    長崎・大村市 )

大村巡業の支度部屋近くに張り出された注意書き
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 大相撲の冬巡業が3日、長崎県大村市で始まった。10月下旬に元横綱・日馬富士から暴行を受けた平幕・貴ノ岩の師匠、貴乃花巡業部長(元横綱)は問題への対応などで不参加。春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)が代理として関取衆の朝稽古前に訓示を行った。

 巡業初日の訓示は珍しくないが、内容は異例。稽古の心構えよりも「力士らしく、責任感のある行動を」と自覚ある行動を求め、「何かあったらすぐに親方衆に報告するように」と呼び掛けた。

 門限などの外出制限は「子供じゃないんだから」と設定しなかったことを報道陣に説明。ただ、移動の際はケガなど特別の事情がない限り別行動を認めないとし、貼り紙も行った。午後の協会あいさつでは「一丸となって防止に努め、精いっぱいの土俵をお見せします」と険しい顔つきでファンに陳謝した。

 酒席に同席した白鵬、鶴竜の両横綱は取材に応じなかったものの、朝稽古や取組は行った。元日馬富士の書類送検が迫る中、現役力士の行動に厳しい視線が注がれている。

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2017年12月4日のニュース