早大5位 渡辺監督有終飾れず「チャンスはあった」

[ 2015年1月4日 05:30 ]

最後の箱根駅伝を5位で終え引き揚げる早大・渡辺監督(中央)

第91回箱根駅伝

(1月3日 箱根・芦ノ湖~東京・大手町、復路5区間109・6キロ)
 最後まで勝負師としての顔は捨てなかった。今季限りの退任。最後の箱根駅伝。早大・渡辺康幸監督(41)は最も悔いが残るレースを問われ、即答した。「やっぱり今回ですね。最有力の駒大にアクシデントがあって、チャンスはあった。上位5校に力の差がないはずなのに、不思議なレースですね、箱根は」

 首位から9分4秒差の6位でスタートした復路。3年生の6区で区間賞を獲得し、5位に浮上した。8区では自身と同じ市船橋高出身の安井(1年)が前を行く明大を捉えた。復路合計タイムは3位。意地を見せたが「いかんせん、前が遠すぎた。4、5区が悔やんでも悔やみきれない」とサバサバした表情で振り返った。

 箱根の怪物ランナーが母校の監督に就任したのは04年。4年連続シード落ちのどん底から、立ち上がった。11年には出雲と全日本を加えた大学駅伝3冠を達成。「3冠はうれしかったけど、やっぱり予選会を経験したことが大きかった」。類いまれな才能を持ちながら、故障で引退を余儀なくされた男の競技人生そのものが、色濃く投影された11年間でもあった。

 今後については多くを語らなかったが「箱根から世界を目指すランナーのお手伝いをしたい」として、指導者を続ける意向を表明した。「箱根は僕の原点」とした41歳は「今ならまだ5位。優勝に近づける。今後は大学や付属高と一緒になって考えていってほしい」と最後のエールを送り、エンジのたすきに別れを告げた。

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