国学院久我山 奇跡ポロリ…3度目ならず、ノックオンで“終戦”

[ 2015年1月4日 05:30 ]

<御所実・国学院久我山>肩を落として引き揚げる国学院久我山フィフティーン

第94回全国高校ラグビー第5日・準々決勝 国学院久我山19―31御所実

(1月3日 東大阪市・花園ラグビー場)
 準々決勝4試合が行われ、東日本勢で唯一勝ち残っていた国学院久我山(東京第1)は、御所実(奈良)に19―31で敗れた。元日の大阪桐蔭戦に続くロスタイムの逆転劇を狙ったが、最後はミスで力尽きた。春の選抜大会覇者の東福岡(福岡)は、昨年度優勝の東海大仰星(大阪第2)に43―12で圧勝。尾道(広島)は大阪朝鮮高(大阪第1)に12―12で引き分けながらも、抽選で初の準決勝進出を決めた。

 最後のチャンスもミスでつぶしてしまった。7点を追う後半ロスタイム。自陣ゴール前でペナルティーを得た国学院久我山はキックを使えず、ひたすら体を当て局面を打開しようとしたが前進できない。最後はSH山本(3年)のパスをロック外岡主将(3年)がノックオン。こぼれ球から相手にダメ押しのトライを奪われ、力尽きた。

 「もっと冷静に試合をしないといけなかった。最後はゴール前でハーフとコミュニケーションを取れずに、ノックオンしてしまった」。外岡主将の表情には不完全燃焼の悔しさがにじんだ。

 風上の前半は山本のキックでエリアを獲得。前半8分、同20分とFWとバックスが一体となった展開でトライを奪った。しかし風下の後半は自陣にくぎ付けとなり、優勝候補の一角・御所実のWTB竹山暉の決定力に屈した。後半ロスタイムまで最悪抽選に持ち込める1トライ1ゴール差で持ちこたえたが、ミスで終戦。外岡主将は「我慢する時間が長くて集中力が切れた」とうなだれた。

 最強世代のはずだった。外岡、CTB豊田ら現在の3年生は、国学院久我山中時代の11年に全国中学生大会を優勝した世代。プロップ志村、プロップ伊藤ら大型選手が外部から高校に入学し、当初から期待は高かった。しかし、昨年度は東京都大会決勝で東京高に敗れて花園の舞台に立てず。今年度も夏の練習試合では報徳学園(兵庫)など花園常連校に加え、今年度の愛知県予選4強の三好にも敗戦。東京都予選決勝も成城学園を相手に後半ロスタイムにPGで勝ち越すヒヤヒヤの勝ち上がり。チームは最後まで潜在能力を生かせず、竹内伸光監督も「選手は体も能力もあるが、生かし切れなかったのは私の責任」と振り返った。

 10年度に桐蔭学園(神奈川)が東福岡(福岡)と両校優勝を飾ったことはあるが、これで東日本勢の単独優勝は97年度の国学院久我山以降、17季連続でなくなった。西高東低打破へ、今こそ久我山の完全復活が待たれる。

 ▽国学院久我山のロスタイム勝利 昨年11月9日の東京都予選決勝で成城学園と対戦。7―7の後半ロスタイム、ゴールまで右中間25メートルでペナルティーを得て、CTB豊田(3年)がPGを決めるとともにノーサイド。1日の3回戦・大阪桐蔭戦では、3点を追う後半ロスタイムにWTB佐藤航(3年)が逆転トライを決め勝ち上がった。

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