【金哲彦の目】青学大 5分の貯金があっても攻めきった

[ 2015年1月4日 09:30 ]

ゴールで待ち受ける神野(前列左から3人目)ら監督、選手の輪に、青学大アンカー・安藤が跳び込む

第91回箱根駅伝

(1月3日 箱根・芦ノ湖~東京・大手町、復路5区間109・6キロ)
 往路で大量リードを奪った青学大は復路は無難にいくかと思ったが、意外と攻めたレースをしていた。箱根駅伝は非常にプレッシャーがかかる大会。後続に抜かれたりして動揺するとブレーキにつながるケースもあるが、約5分も貯金があれば問題がない。青学大の選手は、いけいけどんどんの気持ちで行けただろう。

 大会が始まるまでは青学大は優勝候補の一角であって、優勝候補の筆頭は駒大だった。面白い存在とは思っていたが、ここまでぶっちぎったのは想像を超えていた。大会MVPは文句なしで5区の神野君だが、陰のMVPは1区の久保田君、2区の一色君だ。久保田君が好位置でつなぎ、一色君も最後の上りが強かった。復路も5区間中3区間で区間賞。青学大は相当なレベルにある。

 来年は王者として、今大会で感じなかったプレッシャーを感じながら走る。神野君も、東洋大時代の柏原君が背負った重圧を来年は背負う。今年なかった不安要素はあるものの、今大会のような総合タイムが出るかは別として、連覇を狙えるチームなのは間違いない。(駅伝・マラソン解説者)

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