関学大 強気ギャンブルが失敗…逆転負けでライスボウル4連敗

[ 2015年1月4日 05:30 ]

<富士通・関学大>第2Q、関学大・斎藤圭(手前)はサックされる

アメリカンフットボール 日本選手権ライスボウル 関学大24-33富士通

(1月3日 東京ドーム)
 スペシャルプレーを連発して“攻めダルマ”と化した関学大(学生王者)は24―33で富士通(社会人王者)に敗れ、真の日本一に届かなかった。第3Qに逆転しながら、1点リードの第4Q序盤にフィールド中央で強気のギャンブルが失敗。直後に再逆転された。01年度以来2度目の栄冠はまたもお預けとなった。

 青く染まった関学大の一塁側スタンドが悲鳴とタメ息に包まれた。1点リードの第4Q最初の攻撃シリーズ。残り3ヤードの第4ダウンで、この日5度目のギャンブルを仕掛けた。しかし、QB斎藤が投じたパスは富士通LBアディヤミに奪われる。自陣17ヤードの苦しい位置からでは守備陣も踏ん張れない。TDで24―30と再逆転を許した。

 仮に追いかける展開でも僅差ならパントで陣地回復するのが定石。斎藤は第1Qの似た状況で確かなキック技術を見せていた。「状況によって蹴る選択もあった。でも、どうにかダウン更新したかった」。悔しさに目を潤ませながら、選択を悔いる様子はなかった。

 社会人王者を倒すには積極性は不可欠。スピードとサイズの劣勢を埋めるべく、あらゆる手を使って社会人王者を幻惑した。試合開始のキックオフリターンで走者はパスフェイクを入れた。攻撃の1プレー目はフリーフリッカー(ハンドオフされたRBから再びQBにトスしてのパス攻撃)。WR木戸の強力なラン攻撃を見せつけ、今度は木戸からWR木下へのパスで先制TDも奪った。「いろいろやらんと、勝たれへん」。鳥内監督の意図どおり、創意工夫に富むスペシャルプレーを揃え、13年ぶり2度目の日本一は目の前だった。

 だが最終的に9度のギャンブルを仕掛けて成功は2回だけ。指揮官は「地力があるチームとの対戦でミスしたら、しんどい。細かいミスが出る状況を見逃したオレが悪い」と責任を負った。

 ライスボウル4連敗でも、光明はある。逆転の流れを呼び込む2つのインターセプトは1、2年生。奮闘した攻守ラインも約半数が下級生。再三の中央突破で攻撃リズムを作ったRB橋本(2年)は「来年はこんな思いをしたくない」と精進を誓う。雪辱の思いが受け継がれる限り、いつかきっと栄冠に届く。

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