小ぶりも“価値”あるクロダイ

[ 2021年4月9日 07:22 ]

苦心の末に1匹。表情も冴えない小林さん
Photo By スポニチ

 【純平の磯リポート】新潟東港で春クロダイを狙った。天敵のフグに邪魔されながらも、どうにか小ぶりな本命をゲットすることができた。(スポニチAPC・小林純平)

 釣行した日は新潟市の小林克幸さん(55=飲食店経営)に同行した。春先からクロダイの好調が続いているという小林さんだが、そう簡単には攻略できないという。早速、港内の堤防から仕掛けを振り込んだ。

 ベタナギの海はしばらくぶりである。水深は5メートル前後、底狙いだが、気になるのは厄介な餌取り主役であるフグの動きだ。

 数回、振り込んでみたが、予想通り付け餌のオキアミは残ってくることはない。練り餌のマルキユー「食い渋りイエロー」に替えたら、しばらくはタナでなじんでいるが、当たりは出ることなく消える。

 ここで2人とも同「チヌパワーくわせダンゴ」釣りに切り替えることにした。

 だが釣法を変えたころから極端な二枚潮になってしまった。
 再開できたのが1時間ほど経過してからである。今度は仕掛けがほぼ垂直に安定して流れるようになった。しかもフグの攻撃も弱くなった。チャンスだ!

 間もなく小林さんの愛竿が湾曲になった。待望の本命の曲がりだ。数回のリーリングで海面に姿を見せた。大きくはないが何よりうれしい1匹。くわせダンゴ釣法を得意とする小林さんの面目躍如である。

 筆者にも小さな当たりは出るものの合わせても空振りが続く。

 それでも午前中とは明らかに違う海況、諦めるのはまだ早い。

 納竿時間が迫る頃、とうとう本命を捉えた。強い手応えはないが間違いなくクロダイの引きだ。ラインを出すまでもなく浮かび上がったのは30センチ。小ぶりではあったが今シーズンの初釣果にホッと一息だ。これから本番を迎える新潟東港のクロダイ釣りである。

 ▼使用タックル ロッド=磯竿1号53、リール=LBDトーナメント、ライン=バリバス「ゼロフカセ」2・5号、ハリス=同ゼロハリス1・75号、ハリ=チヌ2号、ウキ=遠矢ウキSP400。

◆釣り人掲示板

 水産庁はクロマグロの国際的な資源管理措置を履行するため、6月1日から遊漁者による採捕を規制することになった。採捕できるのは30キロ以上で、30キロ未満の採捕を禁止し、意図せず採捕した場合は直ちに海中に放流することを促した。また、30キロ以上の大型魚を釣った際には匹数、総重量、海域を報告することを義務付ける。

 遊漁船によるクロマグロの捕獲量は2017年が7・5トン、18年が9トン、19年が12・3トンと年々増加しており、資源管理に取り組んでいる漁業者からは同庁に「遊漁者が自由に採捕し、市場で販売しているとの声が寄せられている」など不満の声が寄せられている。

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