春よ来い 巣離れ乗っ込みもうすぐだ 東京と埼玉の県境びん沼川でツ抜け続出

[ 2021年2月6日 07:01 ]

和竿を駆使して良型を釣っていた坂間さん                               
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 【ヘラブナ大作戦】東京と埼玉の県境を流れるびん沼川。立春を過ぎ、ヘラブナは群れて巣離れが始まった。活発な動きにベテランは釣技を楽しみ、ビギナーもまずは10匹(ツ抜け)と期待を裏切らず好釣果の続出だ。(スポニチAPC・上田 観水)

 ヘラブナの巣離れは?とびん沼川を訪れる。砂塚橋で竿を出していた釣り人の餌打ちポイントにモジリも見えるが、混雑を避けて東京側を1巡して、瓶沼橋の水道管上流に釣り座を構える。
 
旧荒川の改修工事の名残か底の形状は複雑で、底釣りを諦め、11尺竿(銘「源竿」師)を使い、1・5メートルから様子を見ようと上餌「凄麩」主体、下餌「α21」で宙釣りを開始した。

 しばらくしてウキが動き始めるが、何回かハリ掛かりして釣り人の餌遣いにも慣れ、対処法を身に付けたへラ(ガサベラ)に翻弄(ほんろう)され、ハリス段差の長短を繰り返すと約30センチ幅でツン。30センチ超級の旧ベラが来た。
 
 警戒心の強いガサベラの空ツン戦には「段差一発釣り」が効果的なことが多く、角麩「一発」を自作の香料漬けにした食わせ餌、上餌がバラケる状態に紛れて食わせる釣法とあってタナの安定には「コウテン」餌を追加して比重とバラケを考慮、上餌がバラケる中、食わせ餌の漂いで食わせる釣法だが、バラケ終わるまでが勝負終了とあって、その間に下餌をいかに口にさせるかだ。
 
 コツはへラの動きに合わせて煙幕状にバラケる餌を作り、これに紛れて食わせる騙(だま)し釣法。下餌を口にしたへラがハリを感じた時にズバッ。ツ抜けはお昼ごろ。対岸の埼玉側を見ると混雑の中で良型を絞る釣り人も多くこれを機会に釣り場を巡ると、船渡橋周辺はオンドマリの平場とあってか浅場ながら竿が絞られている。早くも巣離れだろうか?
 
 人気1、2位を争う墓場下でもオデコなしで埼玉側が好調のようだ。富士見市で農業を営む坂間道夫さん(65)は幼少の頃から「ヘラの顔を見ないと落ち着かない」と「宙層は良型だが、水温の変化が激しくタナが定まらない」と底狙い。
 
 道糸1号。ハリス上0・5号で長さ35センチ、カッツケバリ7号。下はハリスの長さ55センチでハリは6号。オモリ幅を20センチ取った中通し。
 
 餌は「α21」へ「感嘆」を混入、オカユ状にしてオカユポンプから下バリへ装着すると、愛竿の18・6尺竿(銘「東峰」作)を優雅に「の」字を描くへラ釣り本来の回し振り込みでポイントへピタリ。着底したウキがしばらくしてズッツツ、「糸ズレだ。魚はいるぞっ」と、この当たりを見送り、モヤッ。わずかにウキが不自然に浮き上がったのを見逃さず押し合わせで引き込ませて、和竿の胴に乗せる。元気な引きを楽しみながらのツ抜け。「釣りは漁ではないので…」と納竿だ。
 
 立春が過ぎ、春雨や日差しが水温を上げ、巣離れから乗っ込みは時間の問題だ。

 ▼釣況 埼玉県南部漁業協同組合=(電)048(642)5706。入漁料400円。年券3000円。

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