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遠藤航 16強で無念の終戦も「ようやく世界と対等に戦える土台ができたのかな、と」必死に前を向く

[ 2022年12月6日 05:10 ]

W杯カタール大会決勝トーナメント1回戦   日本1―1(PK1―3)クロアチア ( 2022年12月5日    アルジャヌーブ )

<日本・クロアチア>前半、激しくチェックに行く吉田(右)と遠藤(中央)=撮影・小海途 良幹
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 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦が5日(日本時間6日)に行われ、1次リーグE組1位の日本代表は同F組2位のクロアチアと対戦。延長戦でも決着はつかず、試合の行方はPK戦へ。日本は敗れて史上初となる8強入りに届かなかった。

 MF遠藤航(29)は「こういう結果になってしまうと、経験不足ということになってしまうのかな」と力なく語った。同点になった後は「最後まで2点目取りに行けるなら行きたいなと。実際にチャンスはあったので仕留められていれば」と振り返った。

 個々の選手は過去よりやれていたが、今後、どう勝利に結びつけていくのか。遠藤は「僕は最後のディテールのところだとは思う。クロアチアと対等にはやれたと思っているので。日本代表選手のクオリティーは高くなっていると思うし、所属クラブが海外が多くなってきているところは、それぞれいい経験を所属クラブでしているのかなと。あとは逆にドイツとスペイン、クロアチアも含めてみれば、そういう選手たちが普通にいるわけで、ようやく世界と対等に戦える土台ができたのかな、と。ここからさらにヨーロッパでやる選手がもっと出て、20人、30人と2チーム分できるぐらいのクオリティーを持ったチームというのが、さらにまた上に行けるのかなと思っているので。そういう意味では成長しているとは思いますけど」と前向きに日本の未来について言及。

 越えられなかった壁。今大会の経験と悔しさが、きっと身を結ぶ時が来ると遠藤は信じている。

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