×

長友「4年の苦労が一瞬で…サッカー選手は桜の木のよう」36歳のW杯散る「冷静になって今後考えたい」

[ 2022年12月6日 21:30 ]

<日本代表一夜明け>笑顔で会見する長友(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 日本代表のDF長友佑都(36=FC東京)がFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦の激闘から一夜明けた6日、囲み取材に応じた。

 PK戦で敗れたクロアチア戦後に「15年の代表人生全てを懸けた集大成と思って戦った。この悔しさを後輩たちが未来へつなげてくれる」と代表引退を示唆していた長友。一夜明けた会見では、すがすがしい表情で「最高の素晴らしいチームだった。ここで終わるのは非常に寂しい気持ち」と話し、「W杯のために頑張ってきたので休みたい。冷静になって今後どうしたいか考えたい」と語った。

 今大会は「ブラボー!」絶叫が世間を沸かせるなど、熱いキャラクターを貫いた36歳は、その理由を「今の選手1人1人のキャラクターを考えたとき、自分はどういうキャラでチームにいれば良いんだろうと。どんどん熱を出していかないといけない、使命的なものを感じた。熱を出すことで確実にチームにプラスになると思った」と、あえて熱く発信していたと明かした。

 さらに、“ポスト長友キャラ”に関して「大分僕は変わっている。今回の僕みたいなキャラクターは難しいが、それぞれ素晴らしい個性を持っている選手たちに合った、代表に還元できる物をどんどん熱として発信してほしい。僕は楽しかった。ここまで人生で熱狂できる物はなかった。そのくらい最高のチーム。チームメートの後輩たちもこんな変わったうるさいおっさんを受け入れてくれたことに感謝したい」と、後輩たちに熱い魂が引き継がれることを期待した。

 そして「4年の苦労がこんな一瞬で終わるというのは、なかなか、はかないです。桜の木のような。耐え忍んで輝く時間は一瞬だけど、苦しいことも乗り越える。サッカー選手は桜の木のようです」と、独特の表現で36歳のW杯を締めた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月6日のニュース