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鎌田大地「自分が代表を引っ張っていけるような存在になりたい」W杯経験で「感覚変わった」

[ 2022年12月6日 20:47 ]

<日本代表一夜明け>報道陣に対応する鎌田(撮影・小海途 良幹)
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 日本代表のMF鎌田大地(26=フランクフルト)がFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦の激闘から一夜明けた6日、囲み取材に応じた。

 1次リーグE組1位の日本は同F組2位のクロアチアと対戦。延長戦でも決着はつかず、試合の行方はPK戦へ。PK戦は1―3で日本は敗れて史上初となる8強入りに届かなかった。

 全4試合で先発し、今大会の攻守の要として奮闘した鎌田は「僕も今回が初めてのW杯。(今回の日本代表は)欧州の舞台でたくさんプレーしている部分で間違いなく成長していると思う。次のW杯は今回の選手がよりいい年齢で、いい状態で臨めると思うので、次が本当に勝負なのかなと思う」と話した。

 PK戦の末、惜敗したクロアチア戦に関しては「自分たちは、今までと違って前半を捨てずにトライしていたと思う。後半は運動量が落ちてセカンドボールを拾われたり、なかなか前にいけない状態が続いた。それは、クロアチアにはモドリッチやコバチッチという選手がいて、日本には彼らのようなクオリティーだったり、時間を使えたり、余裕を持たせられる選手がいなかったから。それが大きな差。これからの4年間、自分たち次第でそういうチームにもなれるのかなと思う」と4年後への課題を口にした。

 さらに鎌田は「(W杯を経験したことで)代表に対する思いは間違いなく増えたし、自分が代表を引っ張っていけるような存在になりたいと思っているし、この4年間は代表のためにもやりたい」とし、「(川島)永嗣さんは、今回試合には出ていないが、チームミーティングで彼が思いを伝えるときに涙を流したり、そういう姿を見ると、代表ってやっぱりすごいところだと思う。ああいう先輩が今までやってきてくれて、それが今につながっていると分かる。自分の感覚は変わったと思う」と、日本代表を支える自覚を口にした。

 そして同じ愛媛出身の長友には「(長友)佑都君といると、日本人同士という感じではなく、欧州の選手やラテンの選手と一緒にいる感覚になる。ピッチで言い合ったり、喧嘩も全然する。彼には自分をさらけ出したし、彼も受け止めてくれた。彼と一緒にやれたのは幸せな時間だったし、本当に偉大な人だったなと思う」と感謝した。

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