韓国代表ベント監督　今大会限りで退任…韓国メディア「契約更新はせず“休養”へ」と報道

FIFA　W杯カタール大会決勝T1回戦   韓国1―4ブラジル （ 2022年12月5日    974競技場 ）

＜ブラジル・韓国＞16強敗退となるもイレブンを称える韓国代表のベント監督（中央）（ロイター）

　サッカーFIFAワールドカップ（W杯）カタール大会決勝トーナメント1回戦が5日（日本時間6日）に行われ、1次リーグH組2位の韓国代表（世界ランク28位）は同G組1位ブラジル代表（同1位）に1―4と惨敗。02年日韓大会以来、20年ぶりの8強進出とはならなかった。

　韓国メディアのスポーツソウル（電子版）はベント監督の去就について「契約更新はせず“休養”へ」と報道。ベント監督が試合後「韓国代表との旅は今日で終わり。（今年）9月からずっと考えていた。選手にも話をしてました。ひとまず休んで充電します。その後に進路を選ぶつもりです」とコメントしたと伝え、今大会までとなっている契約を更新しないことを明言したと説明した。

　同メディアによるとベント監督は試合について「前半は、あまりプレッシャーをかけないようにした。その後は反撃に出るようにした。もっとスペースを求めていこうと考えていたが早い時間に失点してしまい、PKで“心”をくじかれてしまった。相手のGKも非常に良かった。ブラジルは我々より良い試合をした。おめでとうと言うべきだろう。いかにも優勝候補というような風格が見えたよ」とコメント。

　韓国代表の選手たちについては「私はこの4年4カ月間、この選手たちと一緒に練習してきた。私は監督として、選手たちを最初から最後まで見てきたことを誇りに思う。選手たちにはよくやったと伝えたい」と感謝の言葉を贈ったと報じていた。