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田嶋会長 次期監督「しっかり議論してふさわしい人を」森保監督は「候補の中の一人だと」

[ 2022年12月6日 05:08 ]

W杯カタール大会決勝トーナメント1回戦   日本1―1(PK1-3)クロアチア ( 2022年12月5日    アルジャヌーブ )

日本サッカー協会の田嶋会長
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 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦が5日(日本時間6日)に行われ、1次リーグE組1位の日本代表は同F組2位のクロアチアと対戦。1-1(PK1-3)で敗れ日本史上初の8強入りを逃した。試合後、日本協会の田嶋幸三会長が報道陣に対応した。

 ――紙一重の戦い。16強の壁は?
 「これでクロアチアが5つ目?フランスオランダイングランドアルゼンチン、強豪トップ10に入っている国が順当に勝ち上がっている。それを思うと、この壁を破らないとその上に行けないと改めて感じた。まだ足りない物がある。西野さんが4年前に何か足りない物があるとおっしゃった、10年と同じようにPKまできたが、まだ敗れなかったのはまだやらなければいけないことがあるんだと実感した」

 ――スペインとドイツに勝って、森保さんの評価は?
 「ここまで連れてきたことに対して、強豪のいるグループを1位通過したことは評価は間違いなく高い。よくここまで来てくれた。きょうPK合戦と言うことなので、彼自身も一番悔しいと思う。彼自身の采配を含めて、PK合戦の敗戦だが、素晴らしい監督としての仕事をしてくれた。感謝している」

 ――10年は無得点でPK戦。今回は得点はした。
 「進歩と言うよりも、この壁が大きな壁なんだと感じた。もっと人上行かないと簡単に超えられない。ほかの国は簡単に越えている。そうならなきゃいけないと思った」

 ――今後4年間の監督は。
 「次の監督は技術委員会で議論して候補者を出してもらわないといけない。しっかり議論してふさわしい人を考えてほしい。最終的には私のところにくると思うが、それを待ちたい。森保監督は非常に良い仕事をしてくれた。代表監督は毎日練習するわけじゃない。2回3回でどうやってチームを作り上げるか、難しい仕事。技術委員会でまずは議論してほしい」

 ――候補の中の一人?
 「いろんな方がいるし、みなさんも書いていらっしゃるけど、その中の1人だとは思っている」

 ――4年前のベルギー戦ときょうの試合はどうみている。
 「前回は2-0でリードして追いつかれて逆転された。今回も追いつかれたけど、粘って失点せずに引き分けた。そういう記憶があるからこそ粘れたと思う。身体的にはきつかったと思うが、彼らは成長していると思う」

 ――次の予選緊張感も薄れる。
 「その前にアジア大会や五輪やいろんな事がある。粛々とやりながら、ユースの底上げもしたい」

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2022年12月6日のニュース