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守田英正 涙止まらず「どうやって負けたのか、どういう流れでこうなって…まだ頭が整理できなくて」

[ 2022年12月6日 04:49 ]

W杯カタール大会決勝トーナメント1回戦   日本1―1クロアチア(PK1―3) ( 2022年12月5日    アルジャヌーブ )

<日本・クロアチア>前半、守田とモールを競るモドリッチ(撮影・小海途 良幹)
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 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、日本は前回大会準優勝のクロアチアにPK戦の末に敗れ、史上初の8強入りはならなかった。延長を終えても1-1で決着がつかなかった死闘。無念の敗戦後にMF守田英正(27=スポルティング)は「まだ頭が整理できていない」と語った。

 涙が止まらなかった。守田は沈黙の後「もっとチームのために何か出来たんじゃないのかな、と思います」と声を絞り出した。続けて、声を震わせながら「この試合、ほんと、どうやって負けたのか。負けたのはPKなんですけど…どういう流れでこうなってっていうのは、まだ頭が整理できなくて。同点に追いつかれた場面でも、本当にクロス一本で…すごく心残りですね」と肩を落とした。

 またも日本の前に立ちはだかった“8強の壁”。守田は「壁っていうのは正直分からないですけど…まあ、PK蹴った選手は、僕は本当に誇りに思いますし、悔しそうにしていましたけど、あの状況で手を挙げて蹴るっていう姿勢を見せられるのは本当に格好いいと思いましたし、誰も責めないと思います。PKになる前に決着をつけるべきだし…そこはチームの力不足だと思います」とPKを蹴った4選手を気遣った。

 最後に本来の自分の力が出せなかったと語る理由について、W杯という舞台か、クロアチアが相手だからか問われ「僕はそれが何からきているのか、本当に分かっていなくて…。自分を客観視して毎日やっていましたけど、いまだに分からないですね。それも含めて整理する必要があると思います」と力なく語った。

 

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