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メッシ、ラストW杯でいきなり正念場…黒星発進→決勝T進出の確率はわずか11%

[ 2022年11月22日 22:33 ]

W杯カタール大会1次リーグC組   サウジアラビア2―1アルゼンチン ( 2022年11月22日    ルサイルスタジアム )

サウジアラビアに逆転負けし、ぼう然とピッチを去るアルゼンチンのメッシ(右)(AP)
Photo By AP

 W杯カタール大会1次リーグC組は22日、アルゼンチン―サウジアラビアが行われ、アルゼンチンがまさかの逆転負けを喫した。最多タイとなる史上4人目の5大会連続出場を果たしたFWリオネル・メッシ(35=パリSG)が、前半10分にPKを決めて先制したものの、その後に2失点。86年以来となる36年ぶりの頂点を目指す中、1―2で敗戦。サウジアラビアに大金星を献上した。

 前半10分、VAR判定で得たPK。メッシは得意の左足で冷静にゴール左隅に流し込んだ。W杯は20試合目でこれが7点目。「おそらく最後のW杯になる。自分の夢をかなえる最後のチャンス」。前日に改めて決意を語った背番号10は終始、気合のこもったプレーを披露し、得意のドリブルで何度も好機を演出した。

 だが、後半にまさかの展開が待っていた。3分、8分と立て続けに失点し逆転を許す。頼みのエースも後半は精彩を欠き、まさかの黒星発進となった。

 32カ国出場となった98年以降、初戦で敗れたチームが決勝トーナメント進出したケースはわずか11%。メッシは、今大会が86年に母国に2度目の賜杯をもたらしたマラドーナと肩を並べる最後のチャンスだったが、いきなり正念場に立たされた。

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