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田嶋幸三会長 ドイツ戦へ「普段通り、落ち着いている」 1次リーグ突破へ「一喜一憂しない」

[ 2022年11月22日 01:35 ]

日本サッカー協会の田嶋会長
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長が21日、ドーハで合宿中の日本代表を激励に訪れ、練習後に取材陣に対応した。

 23日の初戦となるドイツ戦に向けて「普段通り、落ち着いている」と本番まであと2日と迫ったチームの様子について触れた。また「我々は胸を借りるつもりだが、今までのように単純に胸を借りるのではなく、選手は『俺たちのサッカー目指してやろう。新しい景色』をと思っている」と選手たちの並々ならぬ思いが伝わってきた。

 この気持ちに「フリではなく心底思っている。チームとして監督としてそういう気持ちを持っているのは嬉しい」とチーム全体が戦う準備は整っている。今大会では「一喜一憂しないようにしたい」とし「初戦で左右されるのではなく全ての結果を受け入れる。ただ3戦終わった時に2位以内に入る」とドイツ戦の結果に惑わされないことを挙げた。

 「前回のポーランド戦で皆さんから批判を受けたけど、どんなことがあっても2位に入る。その気持ちでやり、決勝トーナメントに行けば開けてくる道がある。そのつもりでいくのでよろしくお願いします。でやっていきたい」と語った。

 また、カタールにおけるLGBTQへの扱いが問題になっている現状を受け、イングランドなどが抗議。イングランドは21日のイラン戦でキックオフ前には片膝をつく行為で人種差別根絶をアピール。さらに多様性を訴える「ワン・ラブ」を象徴する虹色のキャプテンマークを巻くことを決めていた。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)から罰金だけでなく選手に警告などの制裁を科される可能性があったため着用を断念した。

 田嶋会長は「LGBTQの問題は我々もしっかり考えてやっているし、FIFAもやっている。今この段階でフットボール以外を話題にするのは好ましくない。あくまでサッカーに集中する。人権や差別は良い方向に持って行くつもりだが、選手が直接関わるというのは、サッカー協会はそうではなく今はサッカーに集中する。他の国もそうであってほしい」と語った。

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2022年11月22日のニュース