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久保建英 自身初のW杯までの道のり「そんな順調じゃなかった」「逆に持っているな、と」

[ 2022年11月22日 18:40 ]

練習で軽快な動きを見せた久保(撮影・西海健太郎)
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 23日にW杯1次リーグE組初戦を迎える日本代表MF久保建英(21)が22日、自身初となるW杯、そして強豪ドイツ戦に向けて、これまでの自身のキャリアを振り返り決意を語った。

 久保との主なやりとりは以下の通り。

 ――初のW杯。

 「当日になって、始まる直前にならないと分からないが、今のところはリラックスできている」

 ――五輪でともに戦った選手もいるが、五輪のことを話したりは。

 「ないですね、それは」

 ――チーム内のコミュニケーション、細かい戦術面を含めて。

 「ミーティングを多めに取り入れて、狙いとしては、ここで話せるものではないが、明確なものは持って、特に初戦には臨めるかなと思う」

 ――ドイツ戦後もコスタリカ、スペインと強敵が続く。

 「まず、先のことを考えて勝てる相手ではない。初戦に集中して、終わるまではドイツ。目の前の試合より重要な試合はないので(ほかの国は考えず)ドイツ戦に臨みたいと思いますけど、グループとしては今まで日本が入ってきたグループの中で最高レベルに難しいグループなのは事実なので、そういったところも頭に入れて戦いたい」

 ――欧州リーグなどで見知った選手も多いと思うが。

 「初戦のドイツは僕は特にマッチアップした選手はいないので僕から言えることは少ない。まだスペインの話はしていないので、チームとしてもスペインで対戦している選手はたくさんいますし、僕だけでなくいろんな選手がスペインと対戦している人が多いので、あとはスタッフの人も僕たちが試合しているリーグ戦だったりを見てくれているので、そういうところからいろいろな共有ができているのかなと思う」

 ――どんなW杯にしたいか。

 「シーズン途中のW杯で、終わってからもシーズンは続くが、僕は始まる前に今年は2シーズンに分けたいと言っていて、これは1シーズン目の最後だと思うので、今はここだけに集中して、しっかりいい結果で、日本の皆さんに、また強い日本を見せられたらいいかなと思う」

 ――東京五輪もレアル・ソシエダードでも初戦で結果を出してきた。

 「あんまり考えていなかったというか、自分でも分かっていなかったが、東京五輪の開幕戦でも結果を出せているので、そこはポジティブに捉えたい」

 ――調子は。

 「明日がピークになればそれで僕はいいと思う。今、この環境で自分にできることはすべてやっているつもりなので、それは内容、結果となって明日出てくれればと思う」

 ――ここまでのキャリア、W杯で想像しているもの。

 「そんな順調じゃなかったと個人的には思っていますし、今回のW杯もギリギリでなんとか滑り込んだ感覚が自分の中にあるので、逆に持っているな、と。いろいろ、W杯の開催された時期だったり、本当にいろいろと持っているなと思うので、そういったところでチャンスを与えられるかもしれないという立ち位置に自分がいることをしっかりとかみしめて、チャンスがあれば自分が今できる最大限のプレーをしたい」

 ――キャリアを振り返り。

 「そもそも結果だけ言ってしまうとこの場に立っていることが全てだと思うので、4年間正解だったのかなと思う。細かく見ていくとやっぱり難しい時期もあって、難しい選択を自分がしてきたことに誇りを持ちたいと思う」

 ――その中で成長してきたこと。

 「いろんなポジションをできるようになったし、平均値というか、アベレージが上がったのかなと思う」

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