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飯塚・片山主将「初出場初優勝を目指して」全国高校サッカー初戦でノースアジア大明桜と対戦

[ 2022年11月22日 06:00 ]

初の選手権出場を決めた飯塚のメンバー

 第101回全国高校サッカー選手権(12月28日開幕、首都圏9会場で開催)の組み合わせ抽選会が21日、オンラインで行われた。初戦の2回戦で、飯塚(福岡)はノースアジア大明桜(秋田)と、前回大会準Vの大津(熊本)は浜松開誠館(静岡)と、前回ベスト4の高川学園(山口)は優勝経験を持つ強豪・富山第一と顔を合わせる。12大会ぶり出場の国見(長崎)は1回戦で北海(北海道)と対戦。そのほかの九州の代表校の初戦は、1回戦で大分―聖和学園(宮城)、龍谷(佐賀)―鹿島学園(茨城)、日章学園(宮崎)―前橋育英(群馬)、2回戦で神村学園(鹿児島)―山梨学院(山梨)に決まった。1回戦は成立学園(東京B)―津工(三重)以外は29日に、2回戦は大みそかに行われる。

 飯塚は決勝で名門・東福岡を破り激戦区の福岡を勝ち抜き初出場をつかんだ。会見に出席した片山敬介主将は初戦のノースアジア大明桜戦に向け「素晴らしいチームと対戦できることに、とてもワクワクしています」と笑顔を見せた。チームはMF池田悠夢を中心に高い決定力と堅い守備を誇るが「簡単に勝てる試合はないので初戦から最高の状態で臨めるように」と意気込んだ。

 チームの特長については「最初の0秒から最後のホイッスルまで出力や強度、全てにおいて圧倒できるチーム」と自信をにじませた。初めて挑む夢舞台。「飯塚らしく初戦から決勝という気持ちで全力で戦いたい」と決意。「福岡県の代表として全員の思いを背負い初出場初優勝を目指して頑張りたい」と誓った。(村田 有子)

 <熊本・大津>前回大会準Vチーム。エースFW・小林俊瑛主将は浜松開誠館との初戦に向け「サッカー王国である静岡県を勝ち抜いてきたチームなので対戦が凄く楽しみ」と話した。「相手は関係なく自分たちに集中して一戦一戦やるだけ」と気を引き締め「前回は準Vという結果に終わってしまったが、優勝を目指して笑顔で優勝旗を掲げられるように」。頂点に立つことを誓った。

 <長崎・国見>優勝6回を誇る名門が12大会ぶりに選手権に出場する。1回戦は北海。上田陽南太主将は「凄く強い相手と対戦させていただく」と話し「責任感がある選手が多い。サイド攻撃が得意なので新しい国見を見せていけるように」と意気込んだ。注目の舞台へ「たくさんの人の思いを背負って7度目の優勝を目指して頑張りたいと思います」。名門完全復活へのスタートを切る。

 <山口・高川学園>前回大会で4強入りした強豪が2013年度の覇者・富山第一と激突する。2回戦屈指の好カードだ。山本陽主将は「選手権優勝の経験もある強くて速い、そしてうまい素晴らしいチーム」と話した。前回大会はセットプレー時に輪を作ってぐるぐる回り相手をかき乱す「トルメンタ」が世界中で大きな話題となった。「去年の先輩方と違って力がないと言われています。走って競って泥くさく頑張れるチーム。先輩方を超えるように頑張る」と力を込めた。

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2022年11月22日のニュース