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スター候補躍動!!イングランド6発 19歳ベリンガム先制弾&21歳サカ2発

[ 2022年11月22日 04:20 ]

W杯カタール大会1次リーグB組   イングランド6―2イラン ( 2022年11月21日    ハリファ国際 )

<イングランド・イラン>前半、先制ゴールを決め喜ぶ19歳のイングランド代表MFベリンガム(AP)
Photo By AP

 大会2日目の21日に1次リーグB組のイングランド―イランが行われ、イングランドが6―2で快勝した。前半35分にMFジュード・ベリンガム(19=ドルトムント)が頭で決めて先制すると、同43分にはFWブカヨ・サカ(21=アーセナル)が強烈な左シュートで追加点。次世代のスター候補2人が躍動し、自国開催の66年大会以来となる56年ぶりの頂点へ好発進した。

 サッカーの母国が、FIFAランクでアジア最上位のイランを一蹴した。大量得点の口火を切ったのは、19歳のベリンガムだ。前半35分、DFショーの左足クロスに頭で合わせてネットを揺らした。ドルトムントでは今季の欧州CLで4試合連続ゴールをマークするなど、今大会注目の若き才能。記念すべき代表初得点となる先制点でチームに勢いをもたらし、「人々を興奮させ、選手たちが楽しめるようなサッカーをしたい」としたサウスゲート監督の言葉を見事に体現してみせた。

 イレブンが人種差別への抗議の意思を示した“膝立ち”を実行してキックオフ。無敗で突破した欧州予選で最多39得点を記録した自慢の攻撃力が爆発した。1―0の前半43分には、左CKのこぼれ球を同じくスター候補のサカが強烈な左足シュートで加点。さらに前半終了間際には、史上初2大会連続の得点王を狙うエースFWケーンの右クロスに、FWスターリングが右足で合わせて早々と試合を決めた。

 チームは前回大会4位に入賞し、昨年の欧州選手権で準優勝。16年9月に就任したサウスゲート監督が時間をかけてチームを熟成させてきた。直近6戦勝ちなし(3分け3敗)と調子を崩していたが、3バックから4バックに変更するなど修正。母国の英雄ベッカム氏も見守る中、後半17分にはサカが2点目を決めるなど6発快勝で、56年ぶり戴冠へ最高のスタートを切った。

 ≪5バックも守備崩壊≫イランは最終ラインに5人を並べる守備的な布陣を敷いたが、あっさり崩された。計6失点。GKベイランバンドが味方のM・ホセイニと衝突して顔面を強打し、前半20分に守護神が脳振とうで交代するアクシデントも痛かった。FIFAランク20位だが、攻撃ではFWタレミのゴールとPKで2点返すのが精いっぱい。過去5大会はいずれも1次リーグ敗退。初の決勝トーナメント進出へ苦しいスタートとなった。

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2022年11月22日のニュース