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ウェールズ ベールのPK弾で引き分け 64年ぶり出場で奮闘

[ 2022年11月22日 06:03 ]

W杯1次リーグB組   ウェールズ1―1米国 ( 2022年11月21日    アルラヤン アハマド・ビン・アリ競技場 )

後半、ウェールズはベールが同点ゴールを決め、大喜び(AP)
Photo By AP

 64年ぶり2度目の出場を果たしたウェールズが終盤に追いつく劇的な展開で米国と1―1で引き分け、貴重な勝ち点1を手にした。

 最終ラインに5人を並べた堅い守備から速攻で前線のベールを生かしたかったが、エースは厳しいマークに遭って孤立。思うように攻撃を進められない中で前半36分に相手にボールをつながれ、最後はFWウェアのゴールでリードを許した。

 後半に入るとプレーにリズムが出てきたウェールズが反撃。19分と20分には続けざまに相手ゴールに迫ったものの、得点を挙げることはできなかった。しかし、相手ペナルティーエリア内でベールがボールを争って倒されてPKを獲得。後半37分に自ら左足でゴール右に強烈な一撃を決めて敗戦は免れた。

 前回出場した1958年スウェーデン大会は8強入りしたものの、1次リーグは3戦3分け。64年越しに狙ったW杯初勝利こそお預けになったものの、1次リーグ突破の希望をつなぐのに必要だった勝ち点1を手にし、最低限の結果を得た。

 ベールは今夏から加入した米MLSロサンゼルスFCで公式戦出場14試合のうち先発はわずか2試合。フル出場は1回もなかったが、この日は最後までピッチに立ってイレブンを引っ張った。「体調は完璧で準備はできている」と話していた通り試合終了まで堂々とプレー。W杯初ゴールも記録してエースの存在感を示し、次戦以降に期待を抱かせた。

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2022年11月22日のニュース