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岡田武史氏「オフサイドディレイって長いね。中途半端だね、今」「“半”自動ってところが…」

[ 2022年11月22日 23:35 ]

元日本代表監督の岡田武史氏
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 元サッカー日本代表監督の岡田武史氏(66)が22日、フジテレビのサッカーW杯カタール大会1次リーグD組、デンマーク―チュニジアの中継にゲスト出演。映像を見ながらフィールドの審判員をサポートする審判員「ビデオアシスタントレフェリー」(VAR)の導入によって起こる「オフサイドディレイ」に私見を述べた。

 エリクセン率いるタレント軍団のデンマークと堅守を誇るチュニジアの好カード。ともに高さを生かし一進一退の攻防が続く中、前半中盤にチュニジアが先にゴールネットを揺らした。しかし明らかなオフサイドであったため、両軍選手がすぐにリスタートした。この場面に岡田氏は「このオフサイドディレイって…面倒臭いって言ったら怒られちゃうけど、長いね。なんか早く(旗を)上げちゃって、止まっちゃってオフサイドじゃなかったらまずいけど、だったらVARっていうかAIで(判定を)やっちゃった方がいいかもしれないね。中途半端だね、今」と苦笑い。今大会から導入された「セミオートメーテッド・オフサイド・テクノロジー(半自動判定技術)」の判定を待ってから上げた旗に、解説の中村俊輔氏も「(旗が上がるまで)長いですね」と相槌を打った。

 オフサイドなのかどうか、はっきりしない場面を、一旦プレーを継続させることで判定ミスによるゴール機会をなくすことが目的の「オフサイドディレイ」。半自動判定技術導入によってビデオ・マッチ・オフィシャルに連絡が入るまでの“待ち時間”の影響だが、ここでも岡田氏は「“半”自動ってところが、なんか面白いですよね」と今大会注目の技術革新について素直な意見を述べていた。

 開催国カタールの試合で開幕した今大会。10分を超えるなどロスタイムの長さが数試合を終えた段階で話題になっており、SNS上では「VARですぐ試合が止まる」「試合が止まっている時間が長い」「判定を待つ時間が長い」などの声が上がっている。

 ◆セミオートメーテッド・オフサイド・テクノロジー(半自動判定技術) 最新技術でオフサイド判定を補助する制度で今大会から導入。ボールに埋め込まれたセンサーと、12台の高性能カメラでボールと各選手の位置を把握。データを基にAIがオフサイドと判定したらビデオ・マッチ・オフィシャル(VMO)に連絡が入る。

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2022年11月22日のニュース