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米国は1次リーグ初戦でウェールズと引き分け 前半に絶妙な崩しから先制弾も守り切れず

[ 2022年11月22日 06:12 ]

W杯1次リーグB組   米国1―1ウェールズ  ( 2022年11月21日 )

初戦でウェールズと引き分けた米国イレブン(AP)
Photo By AP

 「USA!USA!USA!USA!」。集まった観衆の大声援に押され、米国が序盤からウェールズを押し込んだ。前半9分、FWウェアが右サイドからクロス。あわやオウンゴールのシーンを迎えると、さらに左からの折り返しにFWサージェントが頭で合わせて決定機を作った。

 米国はその後もボールを支配し続けた。すると歓喜の瞬間は同36分に訪れた。相手陣でボールを持ったMFプリシックがドリブルで前進。最終ラインのズレによってできたスペースを見逃さず、絶妙のタイミングで最終ラインの裏にスルーパスを通し、最後はFWウェアが右足アウトサイドでゴールネットを揺らした。

 ただ、後半は一転して守勢に回った。それでもDFリームを中心に猛攻をはね返し、19分にはGKターナーが右手1本で好セーブ。徐々に流れを取り戻したと思われたが、同35分に落とし穴が待っていた。ペナルティーエリア内での軽率なスライディングでPKを与え、同点ゴールを決められてしまった。必死の反撃にでたが、1―1でタイムアップ。激しい肉弾戦の末、米国は惜しくも勝ち点3獲得を逃した。

 試合前にはバーホルター監督が「厳しい試合になることは分かっているが、初戦に勝って勝ち点3を手に入れたい」と話したが、あと一歩が届かず。「1次リーグを抜けるのが最初の目的で、次は決勝トーナメントでできる限りいいゲームをすること。どこまでいけるかに挑戦したい」。次戦は26日に今大会初勝利をかけ、初戦でイランに6―2で大勝したイングランドと対戦する。

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2022年11月22日のニュース