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“ポイチのカーテン”2日目はドイツの「ゲーゲンプレス」対策 突破へ2つのポイント確認

[ 2022年11月22日 04:30 ]

円陣で森保監督(中央)の話を聞くイレブン(撮影・西海健太郎)
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 サッカー日本代表は非公開の“ポイチのカーテン”が引かれて2日目となる20日は、ゲーム形式の練習でドイツのハイプレス対策を行ったもようだ。平均ボール保持率60%を超えるドイツの強さを支えているのは、ゲーゲンプレス。ボールを失った瞬間に取り戻しにくる「攻→守」へのトランジションの早さだ。

 それを突破するポイントは2つ。1つ目は柴崎が口にした「そういった彼らの早さを受け入れるところが鍵になる」というメンタル。ハイプレスに直面するのは当たり前。「良くない状況でどういったメンタリティーを持つか。気持ちの部分や頭の部分でどう整理するか」。ボールを保持されても焦らないことが大前提となる。

 2つ目はボールの経由地だ。6月の親善試合ブラジル戦では、奪ったボールを伊東や三笘ら両サイドの選手にシンプルに配球したが、単調で効果的なカウンターにはつながらなかった。「極端に言えばボールを奪ってから周りを見ずに蹴っても、そこに(選手が)いないといけない」と鎌田。正確にパスをつなぐには「まずはコンパクト」(伊藤)な陣形を保ち、DFとFWをつなぐ中盤が良いポジションを取る必要がある。ドイツ戦まで残り2日間。「守→攻」のトランジション浸透を急ぎ、ゲーゲンプレス突破網をつくり上げる。

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2022年11月22日のニュース