余命宣告サニージャーニー　ノンフィクション本出版会見

双葉社から出版された著書の会見を行ったカップルったカップルYouTuberのサニージャーニー。みずき（左）、こうへい
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　カップルYouTuberのサニージャーニーが24日、都内で著書の出版記念会見を行った。

　
　初のノンフィクション本「日本一周中に彼女が余命宣告されました。すい臓がんステージ4カップルYouTuber愛の闘病記」（双葉社）を21日に出版。

　旅するカップルYouTuberだったこうへい、みずきだが、みずきのがん発覚により生活は一変。ステージ4で「余命4カ月から2年」という宣告を受けた。
　
　がん発覚、4カ月から2年の命、誹謗中傷、詐病疑惑、結婚、治療費、海外旅行、手術、回復の理由など、闘いと涙の日々を赤裸々に記した。

　こうへいは「当時は延命治療しかできないと言われ、それどころではなかった。落ち着いたら（出版を）という声がけをいただいた。これまで、動画などの一部分だけを切り取られて世間に届いてしまうことが多かったが、本を出すことで、僕たちはこういう状況だったんだと伝わればと思った。“読みながら泣きました”という声をいただいた」と感謝。
　
　みずきは「当事者ではあるけれども、こうへいも気持ちを全部、私に言ってくれたわけではなかった。本を手に取ってくれた方がリアルに感じ取ってくれるのでは。病気だからと言ってずっと寝ているわけでも、泣いているわけでもなく、楽しい瞬間もある。ポジティブに治療に向き合える。本だから言えることもあった」と話した。

　登録者数20万人超＆総再生数3700万超（24年2月時点）の人気カップル。「私、今死んでも幸せだな」と覚悟を決めた妻を「この人たちのために生き続けないとだめだ！」と諭した夫の献身愛は必読。

　みずきの主治医のコメントや診断書、セカンドオピニオンを担当した押川勝太郎氏（宮崎善仁会病院・腫瘍内科医）の証言も収録している。