「光る君へ」“妾でもいい”言えず…まひろ&道長“庚申待の夜の決別”「倫子様じゃなければ」ネット心痛

[ 2024年3月24日 20:45 ]

大河ドラマ「光る君へ」第12話。藤原道長(柄本佑)に「どうぞ、お健やかに」と告げ、まひろ(吉高由里子)は廃邸を立ち去り…(C)NHK
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 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は24日、第12話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などを生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第12話は「思いの果て」。藤原道長(柄本佑)の妾になることを断ったまひろ(吉高由里子)。藤原為時(岸谷五朗)に官職復帰の目途もなく、生計のため、藤原宣孝(佐々木蔵之介)はまひろの婿探しを持ち掛ける。まひろと決別した道長は、かねて持ち上がっていた源倫子(黒木華)との縁談を進めるよう、藤原兼家(段田安則)に依頼。一方、藤原詮子(吉田羊)は藤原家との因縁が深い源明子(瀧内公美)と道長の縁談を進めようと図るが…という展開。

 「眠ると、腹の中にいる3種の虫が天に昇り、天帝にその人の罪を告げる」とされた「庚申待(こうしんまち)の夜」。藤原惟規(高杉真宙)さわ(野村麻純)との酒席中、道長から文が届く。まひろは廃邸へ走った。「妾でもいい。あの人以外の妻にはなれない」――。

 しかし、まひろを待っていたのは“非情通告”だった。

 道長「左大臣家の、一の姫に婿入りすることとなった。おまえにはそのことを伝えねばと思い…参った」

 まひろ「(涙を浮かべ)倫子様は…おおらかな…素晴らしい姫様です。どうぞ、お幸せに」

 道長「幸せとは思わぬ。されど地位を得て、まひろの望む世をつくるべく、精いっぱい努めようと胸に誓っておる」

 まひろ「(顔が引きつるも)楽しみにしております」

 道長「(心の声)妾でもよいと言ってくれ」「おまえの話とは何だ」

 まひろ「道長様と、私は…やはり…辿る道が違うのだと私は、申し上げるつもりでした。私は私らしく、自分の生まれてきた意味を、探して参ります。道長様も、どうぞお健やかに。では」

 前回第11話(3月17日)とは逆に、まひろが立ち去った。

 その晩のうちに道長は土御門殿へ。倫子は「道長様、お会いしとうございました」と押し倒した。

 まひろは屋敷に戻ると、盃の酒を一気に飲み干し、夜空を見上げて嗚咽した。

 SNS上には「残酷…」「呼び出しておいて、それ言います?」「まひろに『妾でもいい』と言わせようとする道長はズルい」「道長のあほたわけ!と心の中で叫びました」「いまだかつて大河ドラマでこんなに切ない気持ちになったことはない」「言う順番が逆やったら、未来は変わっていたんかな」「道長の相手が倫子様じゃなかったら、『妾でもいい』と言えたのにね。だが、それでは『源氏物語』が生まれないのだ」「『よりよき政』という言葉がまひろと道長への呪いになっているのがつらい。きっかけが直秀(毎熊克哉)の死だから、つらい」などの声。前回のすれ違いに続き、視聴者の切なさを誘った。

 次回は第13話「進むべき道」(3月31日)が放送される。

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