ゴクミ　30年ぶりドラマ出演　後輩の武井咲とW主演「共演作第1ラウンドです」

テレビ朝日ドラマ「顔」で共演する後藤久美子（右）と武井咲
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　女優の後藤久美子（49）が30年ぶりにドラマ主演する。来年新春放送のテレビ朝日ドラマ「顔」で事務所の後輩である武井咲（29）とダブル主演を務める。このほど、都内で会見に出席。「30年というと、赤ちゃんが立派な大人に育つ。不安や楽しみ、いろいろな気持ちが渦巻く中で、まだまだ時間があるから大丈夫かと思いきや、もうクランクイン。頑張ります」と意気込んだ。

　「国民的美少女」と呼ばれ、1980年代にブームを巻き起こしたゴクミ。多くの作品に主演し、95年に元F1レーサーのジャン・アレジ氏と婚約を発表。婚姻届を提出しない形で、海外を拠点に結婚生活を送っている。

　女優としては19年公開の映画「男はつらいよ　お帰り　寅さん」で23年ぶりに復帰し、話題に。一方、ドラマは94年放送の同局「誰よりも君のこと」以来。制作陣が「新春に華やかで強い女優の“競演”を見てみたかった」と武井とともにオファーした。

　満を持してのカムバックへ背中を押したのは、所属事務所に恩返ししたいという自身の気持ちだった。「所属歴40年ですが、何年も幽霊会員状態。大変恩がある古賀（誠一）会長と石川（薫）社長と仕事の話で盛り上がりたい」と決意した。

　共演の武井とは以前対談したが、演技では初共演。武井は「喜びと緊張といろんな気持ちがある」と感激の面持ち。武井も17年にEXILEのTAKAHIRO（38）と結婚。昨年第2子を出産し、ドラマ出演は3年ぶり。「現場は心地良い。とても丁寧に撮影できている」と充実の表情で語った。

　今作は松本清張の名作を現代風にしており、武井は殺人を犯した覆面アーティスト、後藤は事件の目撃者となった弁護士を演じる。後藤は「非常にうまく、現在風にアレンジされた」と作品に手応え。「原作を深く、重く受け止めて演じていきたい」と語った。

　豪華な2人による芝居合戦。後藤は「武井咲と後藤久美子の共演作第1ラウンドです」と早くも“再戦”をほのめかす。火花散るバトルの行方から目が離せない。