風間晋氏　市議会の動画公開で誹謗中傷、市議が質問取りやめに「動画の公開が問題なのか、それとも…」

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　フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が15日、同局の情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。広島県安芸高田市議会のネット公開について言及した。

　番組では、広島県安芸高田市の山本数博市議が12日、「この度の質問を行えば今後どのような形で配信されるか分かりません。身の安全を考え、この度の質問を取り下げさせていただくことに致しました」と過去の一般質問での発言を編集した動画がネット上で公開され、誹謗中傷を受けたとして、予定していた一般質問を取り下げたことを伝えた。

　同市では「ユーチューブ」で市議会の様子を中継録画しており、公開されている議会や市長会見の映像の再生数は激増。石丸伸二市長は「市の認知度が高まり莫大なメリットがある」との認識を示し、誹謗中傷はあってはならないとしながらも、動画を削除しない姿勢。一方、大下正幸議長は「ユーチューブで流すのも考えなければならない」としている。

　番組では、過去の安芸高田市議会で大いびきをかいている議員の映像も放送した。同市議会の昨年6月10日の定例会では、石丸市長が「居眠りをする。一般質問をしない。説明責任を果たさない。これこそ議会軽視の最たる例だ。恥を知れ！恥を！」と、居眠りして質問しない市議に対して批判している。

　風間氏は、議会のネット公開について「本来、議会は公開で行われるべきものだと思います。そこで有権者というのは次の投票行動をどうするかっていう重要な情報を得られると思うんですね。誹謗中傷はもちろん論外ですが、動画の公開が問題なのか、それとも編集することが問題なのか、あるいは発言内容とか見えてしまった様子が問題なのか、そういうところの検証や議論なしに短絡的に公開はだめだというのは、それはいかがなものかと思いますね」と自身の考えを述べた。