元野球部の“美容男子”BBM・Junが語るWBC<2>過去の名場面は?「生き返れ福留」「伝説の走塁」

[ 2023年3月23日 11:01 ]

美容に特化した男性ボーカル&ダンスグループ「BBM」・Jun
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 侍ジャパンが3大会ぶりの優勝を飾った第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。元野球部員の“美容男子”「BBM(ビービーエム)」のJun(ジュン=23)が、スポニチアネックスの取材に応じ、過去のWBCの「名場面・名シーン」について語った。

 昨年12月に「Butterfly」でメジャーデビューを果たした美容に特化した男性ボーカル&ダンスグループ「BBM」は、エントリー総数1000名の中から選ばれた4人からなる新時代のボーイズグループ。年々拡大傾向にある「男性美容」マーケットをけん引していく。

 メンバー最年長のJunは、実は元野球部。屋外スポーツで美容とは無縁そうだが、Junは日焼けによる肌の痛みを軽減するために中学時代からこまめに日焼け止めを使用していたという。この経験から、美容の重要性を知り、現在に至る。

 そんな野球経験のあるJunが、過去の大会の「名シーン、名場面」を紹介。トレンド最先端を行くJunが、これまでのWBCを振り返った。

▼第1回大会(2006年)「生き返れ福留」

 準決勝韓国戦での、福留孝介選手の「代打本塁打」を選びます。

 0-0で迎えた7回、ワンナウトランナー2塁。代打で福留選手が起用されたシーンです。あの時の福留選手は大会を通じてノーヒットで、しかも打席の内容もあまりよくなかったと記憶しています。そんななか、相手投手(右アンダー)にあえて当たっていない左の福留を当時監督の王貞治が代打で起用します。そこでの実況。

「生き返れ福留」

 実況の方がそう言ったその瞬間に右中間スタンドへ放物線を描いてスタンドイン。本当に痺れて、興奮しました!

▼第2回大会(2009年)「優勝を決める決勝打」

 宿敵・韓国との球史に残る激闘となった決勝戦を選びます。イチロー選手の一振りは、野球ファンではない方も記憶に残っているのではないでしょうか。

 3-3で迎えた延長10回表。二死2、3塁の場面で、イチロー選手に打席が回りました。イチロー選手は、決勝戦までの8試合で打率は2割前半と不振が続いていました。全世界が認める天才、イチローは誰が見ても苦しんでいました。

 しかし、この緊迫した場面で、勝ち越しの2点をもたらすセンター前ヒット。この一打は、今でも鮮明に思い出します。

 ホームに帰塁する内川選手。ハイタッチする岩村選手。ベンチでガッツポーズするダルビッシュ選手。日本国民が一斉に歓喜に沸いたワンシーンでした。

▼第3回大会(2013年)「鳥谷がスタートしている!」

 個人的にはこれが一位かも知れません。2次ラウンドの台湾戦での、鳥谷敬選手のあの走塁。

 8回裏に台湾に逆転され、2ー3で9回を迎えた日本。ここで日本が同点以上に追いつかないと、その時点で2次ラウンド敗退が決まってしまう状況でした。

 本当に追い込まれた中で盗塁をしたのが鳥谷選手です。持ち前の選球眼でファーボールで出塁し、牽制が入ります。鳥谷選手は「試合前のミーティングでこの投手は牽制は一回しかしない」と事前に頭に入れており、スタートを思い切って切れたそうです。

 忘れられないのが、そのときの実況「鳥谷がスタートしている!」です。もう興奮というか、あの負けたら終わりの場面での盗塁は本当に痺れました。

 そのあと、井端選手のタイムリーで同点。延長10回表に日本代表が勝ち越し、勝利を収めた歴史に残る名試合でした。

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