川崎宗則 侍の印象的シーンは吉田正尚のポール際3ラン「居合抜きのよう」「吉田選手しかできない」

[ 2023年3月23日 16:53 ]

川崎宗則
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 ルートインBCリーグ栃木の川崎宗則内野手(41)が23日、テレビ朝日系「JチャンネルSP 祝!侍日本一緊急特番」(後2・50)に出演し、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で印象に残った2シーンを挙げた。

 侍ジャパンが3大会ぶり3度目の優勝を果たしたことによる緊急特番。川崎は20日(日本時間21日)の準決勝メキシコ戦から、吉田正尚外野手(オリックス)の同点3ラン、村上宗隆内野手(ヤクルト)の中越え逆転サヨナラ2点適時打をピックアップした。

 吉田は3点を追う7回、内角低めの変化球を右翼ポール際まで運ぶ同点3ラン。2度の満塁機を逃すなど、走者をためながらあと1本が出なかったチームのムードを、大きく変える一発だった。

 川崎はこの一撃を「特許同点3ラン」と表現。「あのインコース低めのチェンジアップ。ヘッドを返さず、居合抜きのように打ちましたね。しかも、ホームランまで飛ばしてしまうという、吉田選手のスイングの強さですよ」と、あらためて驚きを口にした。

 低めにストンと落ちる球。川崎によると、「自分の右足に当たるか、当たってもよくてファウルなんです。あの形で打っても、ライト前に落ちてくれればいいかなと」と、難易度が極めて高いという。それだけに、「それを100メートル以上飛ばしているんです。吉田選手しかできない」と絶賛。「バッティングの“特許”は3年となってますけど、これが受理された日がこの日でした。3年間、彼しかできません」と、ジョークをまじえた独特な言い回しで褒めたたえた。

 川崎が特に強調したのが、バットのヘッドを返さないスイング。「バットを本当は“てこ”のように返したいんですよ。そうすることでヘッドが走って、ボールが飛んで行くんですよ。それをヘッドを走らせず、テニスのラケットのようにして(打った)」と解説。「僕が説明するのが難しいくらい特許なんです。すごかった」と、惚れぼれした様子で熱弁していた。

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