中村逸郎教授 プーチン氏の36時間停戦指示に「ロシア軍は崩壊寸前の状態…態勢を整えるのが狙い」

[ 2023年1月6日 09:28 ]

フジテレビ社屋
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 ロシア政治を専門とする筑波大・中村逸郎名誉教授が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に電話出演。ロシアのプーチン大統領が5日、ロシア正教のクリスマスイブである6日正午(日本時間同日午後6時)から8日午前0時まで、ウクライナでの軍事作戦を休止するようショイグ国防相に命じたことに言及した。

 プーチン氏は、ウクライナ側にも同調を呼びかけた。ロシア正教会の最高位、キリル総主教はこれに先立ち、交戦を続けるロシアとウクライナの双方に、クリスマスに当たる今月7日に合わせた休戦を呼びかけていた。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍が態勢を立て直し新たな攻撃に備える「隠れみの」にする狙いだと反発。米国も不信感をあらわにしている。

 中村氏は「ロシア軍が崩壊寸前の状態になっているということが考えられる。そして、1日でも2日でもとにかく停戦することによって軍の態勢を整えて再出発したいというのがプーチン大統領の狙いです」と自身の見解を述べた。

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2023年1月6日のニュース