高畑淳子 朝ドラに続く祖母役「全然傷つかない。美しいままでいようとする老女優にはなりたくない」

[ 2022年10月20日 16:14 ]

舞台「4000マイルズ~旅立ちの時~」の取材会を行った高畑淳子
Photo By スポニチ

 女優の高畑淳子(68)が20日、大阪市内で舞台「4000マイルズ~旅立ちの時~」の取材会を開いた。

 今作では岡本圭人(29)演じる孫が4000マイル移動して会いに来る、NYマンハッタン在住の91歳の祖母役を演じる。「入れ歯を入れていない状況で最初に登場するんですが、さすがに歯を抜くのはいやだし…。背中には座布団を1枚入れようかな。丸くなるんですよ」とポーズと冗談を交じえながら役作り構想に思いをめぐらせた。

 放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」でも福原遥(24)演じる主人公・舞の長崎・五島列島に住む祖母役を好演。くしくもおばあさん役が続いたことで、転換期を迎えたのでは?と見る向きもありそうだが「(私は)全然傷つかない。かえって年老いていることに気付かない、昔の美しいままでいようとする老女優にはなりたくない」ときっぱり。

 さらに「おばあさん役はおもしろい。これまで草笛光子さん、黒柳徹子さんがおやりになっている市場をそろそろ頂けないかな…。今回、この作品で上手くいけば、と大きな野望を抱いています」と言って、報道陣を笑わせた。

 今作は2011年、オフ・ブロードウェイ初演のヒューマンドラマ。13年にピューリッツアー賞最終候補となり、その後、世界各地で上演されている名作で、日本ではこれが初演となる。

 東京公演(12月12~28日、シアタークリエ)を皮切りに大阪公演(来年1月7~9日、シアター・ドラマシティ)、愛知公演(同1月11、12両日、日本特殊陶業市民会館ビレッジホール)、香川公演(同1月15日、レクザムホール大ホール)を予定。

続きを表示

2022年10月20日のニュース