宝塚新人公演「蒼穹の昴」で初主演 華世京 舞台度胸で客席驚かせるも「とても緊張していた」

[ 2022年10月18日 21:52 ]

 宝塚歌劇団・雪組注目の若手、華世京(かせ・きょう)が18日、兵庫・宝塚大劇場で行われた新人公演「蒼穹の昴」で初主演を務めた。

 浅田次郎氏のベストセラーで、中国・清朝末期を舞台にした歴史大作。華世はその名の通り華やかなルックスに、安定した歌唱力、堂々とした芝居運びと入団3年目とは思えない舞台度胸で客席を驚かせた。

 華世は2020年に初舞台。同年は新型コロナウイルスの影響で初舞台が4月から9月にずれ込んだが、その8カ月後には雪組スター朝美絢(あさみ・じゅん)主演の「ほんものの魔法使」で大役に抜てきされ、注目の存在に躍り出た逸材。

 終演後「とても緊張していた」と振り返り、開演直前はトップスターの彩風咲奈から「思いっきりやればいい」と背中をたたかれ「泣きそうになりました」と振り返った華世。それでも終演後の取材では常に笑顔を絶やさず「お芝居が進むに連れて気持ちも高まり、集中してお芝居ができたな、と思います」と声を弾ませた。

 また、新人公演2度目のヒロインとなった音彩唯(ねいろ・ゆい)は「前回は勢いでできたところもありましたが、今回はもっと深く大事に作り込みたいと思いやはり初めてとは違う責任感でできた」と手応えを感じていた。

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2022年10月18日のニュース