趣里 23年後期朝ドラ「ブギウギ」ヒロイン!最後のチャンスだった4度目の挑戦「ワクワク届ける」

[ 2022年10月18日 05:10 ]

2023年後期連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインに決まり笑顔でポーズをとる趣里(撮影・奥 調)
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 女優の趣里(32)が、2023年後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインに決定した。17日にNHK大阪放送局で会見が行われ「皆さんの心がブギウギ、ズキズキ、ワクワクする朝ドラを届けられれば」と笑顔をはじけさせた。

 戦後の大スターで「ブギの女王」こと笠置シヅ子がモデル。趣里は2471人のオーディションを経て大役に抜てき。朝ドラは「とと姉ちゃん」(16年前期)以来2度目となる。この日は純白のドレス姿で登場。「真っ白な気持ちでこの日を迎えたい」と思いを込めた。朝ドラヒロインのオーディションは4度目。「対象年齢が自分の年齢までだった」と最後のチャンスをものにした形だ。

 父に俳優水谷豊(70)、母に元キャンディーズ伊藤蘭(67)を持つ芸能一家。「誰にも言ってはいけなかったので両親にも報告してません」と明かし「この後に電話します。見守ってくれたことへの感謝の気持ちを伝えたい」とした。

 関係者によると、オーディションの最終選考に残ったのは趣里を含め8人。居間で食事をする芝居と、代表曲「東京ブギウギ」を歌う審査があったという。「生活感のある演技と華やかなステージでの演技のギャップが、笠置さんを感じさせた」(関係者)と高く評価され、起用に至った。

 作中では歌やダンスのシーンが多数登場する。趣里にとって映像で歌唱する仕事は初めて。関係者は「これからボイストレーニングに励みます」と明かしている。クランクインは来春予定。「コテコテの大阪弁も勉強します」と身も心も朝ドラにささげる覚悟だ。

 ◇趣里(しゅり)1990年(平2)9月21日生まれ、東京都出身の32歳。4歳からバレエを始め、15歳の時に英国へ留学。後にケガで帰国した。演技の道を志し、11年にTBS「3年B組金八先生」でデビュー。18年に映画「生きてるだけで、愛。」で主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。

 ▽ブギウギ 109作目の朝ドラ。モデルは笠置シヅ子。大阪の銭湯の看板娘で、おしゃべりで歌って踊ることが大好きなヒロイン花田鈴子(はなだ・すずこ)が憧れの歌劇団に所属。やがて上京し、大スターへと駆け上がっていく姿を描く。脚本は映画「百円の恋」などで知られる足立紳氏。音楽は服部隆之氏。

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2022年10月18日のニュース