「プレバト」“俳句名人”三遊亭円楽さんを追悼「これを『辞世の句』にしよう」と語った作品を発表

[ 2022年10月6日 20:20 ]

落語家の三遊亭円楽さん
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 TBS「プレバト!!」(木曜後7・00)が6日に放送され、先月30日に72歳で死去した落語家の六代目三遊亭円楽さんを追悼。円楽さんが「これを私の『辞世の句』にしよう」と語った作品を発表した。

 人気企画「俳句ランキング」で名人初段の腕前だった円楽さん。タイトル戦のたび、俳人・夏井いつき氏に高級お菓子の“賄賂”を送るくだりで視聴者の笑いを誘っていた。そして、今回番組では「傑作集」を放送。雨の銀座の写真から連想して一句で「チーママの裾はしょりたる梅雨の夜」で昇格した際には、涙を浮かべながら「無駄に銀座で金を使ってなかった」といい、スタジオを沸かせるシーンなどが流されていた。

 また、桂歌丸さんへの追悼句では「老いてなほ色変えぬ松芸の道」と詠んだ円楽さん。「芸の道って曲がりくねっているけど、あのお師匠さんは一本気でまっすぐ歩いていた。年をとっても高座を務めてらっしゃった。『色変えぬ松』という季語をみて思いついた」と、説明していた。

 これを受け止め、夏井氏が添削した句は「色変えぬ松高座に遺す扇子(かぜ)一本」。円楽さんは手を叩いて称賛し「これを“辞世の句”にしよう!」と笑顔をみせていた。最後には、テロップで「三遊亭円楽さん ありがとうございました」と表示されていた。

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2022年10月6日のニュース